7月22日(日)2018明治安田生命J1リーグ 第17節
セレッソ大阪 - 浦和レッズ (19:00KICK OFF/ヤンマー)
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昨季はAFCチャンピオンズリーグを制してクラブワールドカップにも出場した浦和レッズだが、今季は開幕から低迷。アジア制覇を果たした堀孝史監督を4月上旬に解任し、大槻毅 暫定監督(現ヘッドコーチ)を経て、4月下旬にはオズワルド オリヴェイラ監督を招へいした。それでも中断期間前は勝点を思うように伸ばせず、14位という低空飛行で終えた。
FIFAワールドカップロシア開催中は静岡県でキャンプを行い、かなりのハードトレーニングで追い込んだ。その間、4バックに着手したものの、直近の公式戦2試合では3バックに戻して連勝している。しばらくは3バックを基本線に、試合状況次第で4バックも併用していくことになるだろう。
今の浦和が強みにしているのは、相手に合わせた守備戦術とセットプレーだと言える。セレッソ大阪と浦和は今季の初対戦になるが、ペトロヴィッチ監督が指揮していた昨季までの浦和のイメージが残っている人には、システムは似ていても全く別のチームに見えるだろう。同じ3バックでも定番の1トップ2シャドーだけでなく、ダブルボランチとトップ下、あるいは3ボランチと試合中に細かい変更が加わることは日常になった。
さらにセットプレーでは、天皇杯3回戦の松本山雅戦でDFマウリシオが2ゴール、J1リーグ戦前節の名古屋グランパス戦ではDF遠藤航が2ゴール、DF槙野智章が1ゴールを決めた。2試合で挙げた5点は全て柏木陽介の正確なコーナーキックから3バックの選手が決めたものであり、セレッソにも脅威を与えるだろう。
セレッソのFW高木俊幸は昨季まで3シーズン浦和でプレーし、初の古巣対決となる。GKの西川周作は「一緒にプレーしたからこそ、考えてしまうのはGKにとって良くないこと。彼の得意な左45度でボールを持たれた時に、どれだけ無心で来たボールに反応できるかが大切」と話し警戒している。
また、西川とMF清武弘嗣は大分トリニータ時代の同僚だけに、「ボールを自在に操り、右足も左足も良いボールを蹴る。フリーにすると誰も想像しないようなプレーをする。なるべく彼にボールを触らせないようにしたい」と、その能力を発揮させないような守り方を心掛けたいと話した。
昨年も同日に行われた試合(J1第22節)では4-2の大敗を喫した浦和。夏場の中3日と臨戦過程は互いに厳しいが、選手たちが「内容が悪かったとしても、しっかり勝つ強さがある」と印象を話すセレッソ相手だけに、勝負強さを競うような一戦になりそうだ。
文・轡田哲朗
ニュース
J1 第17節 浦和戦|相手チーム情報:昨季とは様変わり、守備とセットプレーを武器に勝負強さを競う
2018年7月21日(土)
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