8月11日(日・祝)2019明治安田生命J1リーグ 第22節
セレッソ大阪 - サガン鳥栖 (18:00KICK OFF/ヤンマー)
試合写真・コメントなど チケット
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 フェルナンド トーレスの現役引退日(8月23日)が近づいてきた。自らの突破で好機を演出し続けたビクトル イバルボも長崎に移籍した。前節で勝点1を取り最下位を脱出したとはいえ、残留争いの真っただ中という鳥栖。降格権から抜け出すために、7月末に攻撃陣を緊急補強した。
 チアゴ アウベスは前全北現代で2017年には清水エスパルスに在籍した。そして、鹿島アントラーズから期限付き移籍で加入した金森健志。緊急補強で連携面に不安は残るものの、両名とも貪欲にゴールを狙えるFWなので期待したい。

 前回の対戦(第14節)では、後半に鳥栖が押し込むシーンも見られたが、セレッソ大阪に「前であまりプレッシャーが掛からずにハメどころがなかった。その分、ラインを上げることができずにバイタルエリアで受けられることが多かった。そこで相手にチャンスを作られてしまった」(DF高橋祐治)と0-1で敗れてしまった。セレッソの固い守備を、補強した鳥栖のFW陣がいかにしてこじ開けるのか。
 また、これまで鳥栖をけん引してきた豊田陽平や趙東建(チョ ドンゴン)など、形を持ったFWも控えている。加えて、前線からの激しいチェイシングを見せる金崎夢生もいる。前回の対戦よりも、確実に相手に脅威を与える陣容となっている。今節こそ、得点を挙げることができるだろう。

 攻撃ではめどが立ったが、守備の要であるセンターバックの高橋祐治は、前節から2試合の出場停止となっている。代役は、こちらも6月に柏レイソルから期限付き移籍で緊急補強したパク ジョンスが務めることになるだろう。若いが経験もあるし、鳥栖に加入してすぐに2試合をこなしている。連携面では問題がないはずだ。
 セレッソは直近の2試合こそ無得点ではあるが、ブルーノ メンデスらを中心にした攻撃が脅威であることに変わりはない。そして、鳥栖のサポーターたちは水沼宏太の怖さを知っている。彼のゴールに向かう姿勢は、味方であれば頼もしいが、相手となると脅威そのもの。過去、鳥栖が彼のゴールに救われた記憶は消えないが、今節は彼の脅威はご遠慮願いたいものである。

鳥栖は、どこが相手でも勝点3を取らないといけない状況である。
これまで、数々のドラマを見せてくれたセレッソ戦ではあるが、今節は鳥栖に勝利の女神が微笑んでくれることを期待している。