8月22日(水)第98回天皇杯 4回戦
セレッソ大阪 - ヴァンフォーレ甲府 (19:00KICK OFF/中銀スタ)
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昨季J1リーグ16位でJ2降格となったヴァンフォーレ甲府。今季からのレギュレーション変更により、昨季J1リーグ17位のアルビレックス新潟とともにJ2クラブながら2018JリーグYBCルヴァンカップに出場し、J2リーグ戦と並行して戦ってきた。新潟はグループステージで敗退したが甲府は突破し、プレーオフステージでも浦和レッズを2試合の合計スコア3-2で破り現在ベスト8に進出中。このため、今季の公式戦はリーグ戦42試合、ルヴァンカップ10試合(9月の準々決勝2試合含む)、天皇杯3試合(4回戦・セレッソ戦含む)で55試合が確定。3~7月までは毎月公式戦を7試合戦うハードスケジュールをこなしてきて、公式戦の消化数38はすべてのJクラブの中で現在最多だ。
ただ、カップ戦2大会の結果については大満足も、肝心のJ2リーグ戦は10~15位あたりを行ったり来たり。吉田達磨監督が4月末で退任となり、昨季までレノファ山口FCを率いていた上野展裕監督(滋賀県出身)が就任。5月は4連勝するなど結果が出たが、6月からは負け越しが続いている。目標も、当初のJ1自動昇格(2位以内)から、実質的にはプレーオフ圏内の6位以内に下方修正。しかし、この6位以内も相当に厳しい現在14位。残り13試合となったJ2リーグ戦では連勝しまくり、上位が負けることを期待するしかない状況に陥っている。
6月と7月に新井涼平、小塚和季、ジュニオール バホス、島川俊郎というセンターラインの主力が負傷長期離脱したことがリーグ戦低迷の主な要因だが、前線から積極的にプレスを掛ける戦い方を研究・対策されたことも連勝できない要因。主にリーグ戦の控え組で戦ってきたカップ戦のほうが、思い切りのいい戦いができて結果が出るという不思議な結果でもあった。今回のセレッソ戦もお互いにリーグ戦の控え組中心となると思われるが、お互いの技術・戦術以外のメンタリティーの部分がどう作用するのかは見どころのはず。
夏の補強で獲得したFWジエゴ、MFフェフージンを上野監督が天皇杯で起用するのかも気になる。通常ならこの試合後に中2日でやってくるアウェイ・京都戦(J2第30節)に向けて温存したいところだが、加入したばかりで試合勘や連携の部分は不足しており、45分程度なら京都戦に向けて逆算できなくもない。ただ、セレッソ戦に賭ける控え組の選手の気持ちや選手交代枠を考えると判断が難しくなる。リーグ戦を見据えると難しいことが多くなるカップ戦だが、控え組の選手は8月はほとんど公式戦のチャンスがなかったので渇望感をプレーで発揮してほしい。
文・松尾潤
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天皇杯 4回戦 甲府戦|相手チーム情報:2つのカップ戦は望む結果を得ている甲府。新外国籍選手の起用も!?
2018年8月21日(火)
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