10月25日(日)2015明治安田生命J2リーグ第38節
セレッソ大阪 0-0 カマタマーレ讃岐 (16:04/金鳥スタ/10,283人)
試合写真・コメントなど
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2015明治安田生命J2リーグ戦にて、最近5試合で1勝2分2敗と勝点を伸ばせず、2位・ジュビロ磐田と勝点差7としていた4位・セレッソ大阪。最後まであきらめず這い上がり、1年でのJ1復帰という目標を達成するためにも、10月最後の試合となった第38節・カマタマーレ讃岐とのホームゲームは、是が非でも勝利し、最後の1カ月への弾みにしなければいけなかった。
前節のザスパクサツ群馬戦 からは、スターティングメンバーを1人変更。負傷離脱を強いられた秋山大地に代わって橋本英郎が、第28節・ジェフユナイテッド千葉戦以来、約2カ月半ぶりに先発出場を果たした。また、前節をケガのため欠場した関口訓充も、リザーブのメンバーとして戦線に戻ってきた。
試合に入ると、前半から目立ったのは、セレッソの右サイド。3ボランチの右に入った山口蛍が持ち味の運動量やスプリントを活かして積極的にゴール前まで顔を出せば、前線の一角を担った楠神順平も得意のドリブルでチャンスを演出。しかし、それ以外の攻撃ではバリエーションをなかなか作りきれず、序盤からゴール前を固める讃岐の守備を崩しきれない。それでも38分にはフリーキックのサインプレーで、山口のクロスから決定機も迎えたが、ゴール前に飛び込んだ中澤聡太がヘディングシュートを試みるも、わずかに合わせきれず。前半は相手に脅威を与えるまでには至らない。
後半も、主導権はセレッソ。右サイドを再三にわたって突破する楠神を中心に攻勢を強めていく。64分には右サイドバック田中裕介の左足クロスから、ゴール前のエジミウソンが右足で枠を捉えるシュートを放ったが、ゴール寸前で相手DFのクリアにあい得点ならず。66分には扇原貴宏に代えて田代有三を前線に投入し攻撃に厚みを加え、82分には楠神の右クロスにパブロがヘッドで合わせたがGK正面。その直後に玉田圭司、マグノ クルスも送り込み、なんとか1点を取りに行く。直後のマグノ クルスの決定機となったシュートは讃岐GK清水健太に阻まれ、右サイドで玉田、田中、山口、楠神が流れるように絡んだコンビネーションからの攻め崩しも見せたが、自陣ゴール前に引きこもる讃岐からどうしても得点が奪えない。
すると86分、田中がこの試合2度目の警告を受けて退場。セレッソは数的不利を強いられるが、それでも終了間際にはセンターバックの山下達也もオーバーラップをするなど、あきらめずに勝利への姿勢を見せた。ただ、そのリスクをかけた攻撃も実らず、スコアレスドロー。セレッソは勝点1を積むに留まり、2位・磐田との差が9、3位・アビスパ福岡との差は7にそれぞれ広がり、J1自動昇格圏内入りは、さらに遠のいてしまった。
なんとも悔しい結果に終わったが、「下を向いてもしょうがない」と山下も言うように、1年でのJ1復帰の可能性がある限り、前に進み続けなければいけない桜色の戦士たち。クライマックスを迎える今季のラスト1カ月、セレッソに関わるすべての人たちが笑顔になるためにも、この讃岐戦や、今までに得た学びを、次節以降の最後の4試合にぶつけて、11月からはチーム状況を好転させたい。だからこそ、「厳しい状況ですが、今やるべき自分たちのサッカーだったり形をもう1回突き詰めることが大事になる」(橋本)。
文・前田敏勝
◆試合後のセレッソ選手コメント
◆試合後のパウロ・アウトゥオリ監督(セレッソ)記者会見コメント
ニュース
J2 第38節 讃岐戦|レビュー:J1自動昇格圏内がさらに遠のくスコアレスドロー
2015年10月26日(月)
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