2016プレナスなでしこリーグ2部第3節

4月10日(日)13:00キックオフ
セレッソ大阪堺レディース 1-0 ASハリマアルビオン
J-GREEN堺S1メインフィールド
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 開幕戦は惜敗、第2節は引き分けで迎えたホーム開幕戦。「ホームでは絶対に負けたくない」。そんな選手たちの強い気持ちが、キックオフからピッチにみなぎった。対するASハリマアルビオンとは、「練習試合を含めて、今まで勝った記憶がない」と、竹花友也監督。ここまでの2戦で手応えをつかみ、なんとしても初勝利をあげたい試合だった。 

 開幕からの2戦は3バックで戦ったが、この試合ではセンターバックに長身の宝田沙織と木戸梨聖を配する4バックシステムを採用。高さと強さを前面に出してくる相手に対抗しようとした。そのディフェンスが機能し、試合をうまくコントロールした前半39分、待望の先制ゴールが生まれた。
 シュートを相手GKがクリアし、そのボールを相手DFがこぼしたところに詰めていた野島咲良が、しっかりとゴールに流し込んだ。前節のニッパツ横浜FCシーガルズ戦では、終盤のチャンスに決めきれず、試合後は悔し涙にくれた背番号9だが、この試合は相手の隙を見逃さず、決定機をきっちりものにした。

 後半に入ると、攻勢に出てきた相手に決定機を作られる場面もあったが、主導権は最後まで渡さず。70分には西田明華の左サイドからのクロスを矢形海優がシュート、71分にはボランチの林穂之香がミドルシュートでゴールを脅かすなど、追加点を狙うプレーが続いた。
 アディショナルタイムも集中したプレーで守り切り、1-0で今季初勝利。メイン側、バック側両方からサポーターの皆さんの温かい拍手が起こり、選手たちの笑顔がはじけた。

 竹花監督は、3試合目にしての勝利に安堵の表情を見せながらも、「あと2点、3点と入れて、もう少し楽にゲームをコントロールしたかった」と話し、フィニッシュの精度を課題にあげた。キャプテンの西田も、「後半の最初のほうで1点、2点と決めて、相手の気持ちを落とすようにしたかった」と話すなど、浮かれた様子はなかった。

 次戦はアウェイでの愛媛FCレディース戦(4月16日・土・13:00/愛媛県総合運動公園球技場)。3戦でつかんだ手応え、そして課題を忘れず、自分たちのサッカーをして、勝利を積み重ねたい。

試合後のセレッソ大阪堺レディース選手コメント 
試合後の竹花友也監督(セレッソ大阪堺レディース)のコメント 
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セレッソ大阪堺レディース選手名鑑
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