10月31日(水)2018明治安田生命J1リーグ 第31節
鹿島アントラーズ 1-0 セレッソ大阪 (19:03/カシマ/9,233人)
試合写真・コメントなど
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鹿島アントラーズがACLを勝ち進んだ関係で、前倒しの平日ナイトゲームとして行われた2018明治安田生命J1リーグ第31節。セレッソ大阪にとって、リーグ戦3位以内を目指す上で是が非でも勝利が欲しい敵地に乗り込んでの一戦は、前節のFC東京戦から先発1人を変更。練習中に左太腿裏の張りを訴えた清武弘嗣が欠場し、高木俊幸が左サイドハーフに入った。
一方の鹿島は、この試合から中2日でACL決勝の第1戦を控えているとあって、いわゆる主力組の大半を温存。直近の試合であるACL準決勝第2戦から、GKクォン スンテとセンターバック昌子源を除く先発9人を入れ替えて臨んできた。
試合は4分、山口蛍のロングパスに抜け出した丸橋祐介がクロス。5分には、田中裕介のスローインから水沼宏太がクロス。サイドを使って攻めるセレッソ。前節のような危ない位置でのボールロストも少なく。試合の入りは悪くない。
17分には決定機も訪れた。丁寧にパスをつないで攻め込むと、最後は杉本健勇が水沼とのワンツーから左足で巻いたシュートを放ったが、ここは惜しくもポストに弾かれた。28分には鹿島の田中稔也にワンツーで抜け出されてシュートを打たれるも、キム ジンヒョンがセーブ。弾いたところを山口一真に詰められてヒヤリとしたが、シュートは枠を外れた。
その後もボールを握る時間が長いのはセレッソ。41分には、ソウザのパスを受けた高木が中へグラウンダーのパス。空いたスペースにうまく入り込んだ柿谷曜一朗が左足で合わせたが、クォン スンテに弾かれたシュートは再びポストを叩き、ゴールならず。セレッソは優勢に試合を進めながらも先制点は奪えず、前半を折り返した。
すると、後半に入り、セレッソは鹿島に立て続けにセットプレーの機会を与えてしまう。52分、CKから失点。小田逸稀のヘディングをキム ジンヒョンがキャッチし切れず、こぼれたボールを自ら掻き出したが、ゴールラインを割ったと判断されてゴールが認められた。
ここから試合の流れは一気に鹿島へ傾き、セレッソは守勢に回る時間が続く。76分には、パスミスを奪われて鹿島にショートカウンターを受けると、GKとの1対1の場面を作られたが、ここは先ほどのプレーの挽回とばかりにキム ジンヒョンが阻止。78分にもカウンターからピンチを招いたが、今度は山下達也がスライディングでブロックした。
すると81分、ソウザのFKに杉本がドンピシャのタイミングで頭で合わせたが、クォン スンテの好守に阻まれた。82分には、自らのCKのセカンドボールを鹿島に拾われてカウンターを許し、再びGKとの1対1を作られたが、先ほどと同じくキム ジンヒョンが防ぎ、2失点目は許さない。
なんとか同点に持ち込みたいセレッソは、86分に田中裕介の折り返しを杉本がダイレクトで柿谷へつないでビッグチャンス。しかし、柿谷のシュートは果敢に前に出てきたクォン スンテに防がれた。90分には高木の蹴ったCKからゴール前で混戦になるも、押し込めず。シュート14本を放ったセレッソだったが、最後まで鹿島ゴールを破ることはできなかった。
4分間の後半アディショナルタイムは鹿島にうまく時間を使われて、タイムアップ。勝てば鹿島を上回り、4位浮上となった一戦で痛恨の敗戦を喫し、暫定ながらACL圏内との勝点差が『5』に開く結果となってしまった。
文・小田尚史
ニュース
J1 第31節 鹿島戦|レビュー:好機を生かせず、CKから失点。4位浮上のチャンスを逃す痛い敗戦を喫する
2018年11月1日(木)
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