4月13日(土)2019明治安田生命J1リーグ 第7節
セレッソ大阪 0-1 北海道コンサドーレ札幌 (15:03/ヤンマー/15,125人)
試合写真・コメントなど
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 第5節からのアウェイ2連戦を1勝1分で終え、直近の公式戦であるYBCルヴァンカップのグループステージ第3節も名古屋グランパスに快勝。上向きの状態で迎えた、リーグ戦では3試合ぶりとなるホームでの北海道コンサドーレ札幌戦。セレッソ大阪は、前節の川崎フロンターレ戦から同じ11人がピッチに並んだ。ただし、システムは4-4-2。今季、リーグ戦では初めて4バックでのスタートとなった。

 序盤から一進一退の攻防が続く中、12分、カウンターから柿谷曜一朗が左サイドを突破。シュートまで持ち込むも、セレッソでプロキャリアをスタートさせたGKク ソンユンに阻まれる。22分にも、この試合では右サイドバックに入った片山瑛一のドリブル突破から、ゴール前で古巣対決に燃える都倉賢がシュートを放つも、DFにブロックされた。

 24分にはCKからのこぼれ球をアンデルソン ロペスに詰められてヒヤリとするも、ここはわずかに枠を外れて事なきを得た。41分には、ペナルティーエリア外から思い切って放ったソウザの直接FKが枠を捉えたが、ここもク ソンユンにセーブされた。

 セレッソは右サイド、札幌は左サイドを中心に攻めるも決定打は生まれず、前半は0-0で折り返した。

 後半も最初のチャンスはセレッソ。46分、再びソウザがペナルティーエリア外から強烈なミドルシュートを放ったが、またもク ソンユンに防がれる。札幌の鋭いカウンターにも警戒しつつ、ボール支配を強めたセレッソは、62分、清武弘嗣のクロスに都倉が飛び込んだが、シュートには至らない。

 思うように攻め切れずにいると、73分、裏に抜け出したアンデルソン ロペスにGKとの1対1のシーンを作られたが、今度は桜の守護神・キム ジンヒョンが体に当てて阻止。

 その後、立て続けに得たセットプレーの機会をセレッソが生かせずにいると、80分、ついに均衡が破れた。直前のアンデルソン ロペスの決定的なシュートこそキム ジンヒョンが好守で阻んだが、そこで与えたCKから失点。福森晃斗のキックにファーサイドで進藤亮佑にヘディングで合わせられた。

 84分、ロティーナ監督は3枚目の交代カードとして西川潤を投入。それまでに交代で入っていた高木俊幸と水沼宏太をウィングバックに、西川を2シャドーの一角に配置する3-4-2-1にシステムを変えて前線に厚みを出し、反撃を試みる。90+1分には、リーグ戦デビューとなった西川が左サイドからカットインしてシュートを放つも、GK正面に飛んだ。

 結局、セットプレーから喫した失点を最後まで取り返せず、このままタイムアップ。リーグ戦ではホーム3連敗となる黒星となった。次第に勝点を積み上げつつあった状態での痛恨の1敗となったが、次節、アウェイでの清水エスパルス戦から再び巻き返しを図る。

文・小田尚史