6月12日(日)2016明治安田生命J2リーグ第18節
FC岐阜 - セレッソ大阪 (13:00KICK OFF/長良川)
試合写真・コメントなど チケット
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●大熊清監督
「各チーム、中心選手にけが人が出てきて、ここから夏場に向けて、よりチーム力が問われる。先発で出る選手だけではなく、選手全員の意識やコンディション、力が大切になる。キヨ(清原翔平)も出てきたし、田中(裕介)もCBでよくやってくれている。(柿谷曜一朗の負傷により)玉田(圭司)や澤上(竜二)、そういった今まで出場時間の少ない選手の力も今後はより重要になる。(玉田の)存在は大きい。アイツにも、ここまで(出場機会が少ない)ジレンマもあると思うけど、自分としても、(玉田が)絶対に必要な選手という思いは常に持っている。チームにとって大きな選手。(杉本)健勇にしても、チームへの貢献度は開幕からずっと維持しているけど、曜一朗が抜けて、より具体的な数字(得点)も求められる」

Q:柿谷選手が抜けた1トップについては?
「結果は紆余曲折ありながらも、開幕からリカ(ルド・サントス)を軸にやって来た。シーズンの3分の1が終わった段階で少しチームを見る視点や角度、方向性を変えて、第15節から曜一朗を1トップにしてうまく裏を取る形や、少しやり方も変えた。その中で、肝心の曜一朗が離脱してしまった。リカとやってきた時間の共有も大切にしながら、澤上だったり、他の選択肢も考えるということになる」

Q:今節の相手の岐阜の印象は?
「いい意味で試行錯誤しながらメンバーも変わっているけど、個性豊かな選手がいる。両サイドバックの攻撃参加も含めて、ラモスさんの攻撃的な姿勢やサッカーが相手に脅威を与えている。失点も多いけど、思い切りもいい。ウチも、守備を疎かにすることなく、相手のスキを突いて攻撃していきたい。守備に回った時も、攻撃につながる1本目、2本目のパスを、ボランチ、センターバックを中心にしっかりつなげていきたい」

●田中裕介選手
「岐阜は中央突破もあるし、クロスに対して人も入ってくる。前節も最後、クロスからやられているので、相手がクロスを上げるところ、自分たちが中で人に付くところで、しっかり体を寄せることが大事。打ち合いの展開にするのではなく、ディフェンス陣の理想としては、無失点で進めて、先制点を取って、試合を優位に進めたい」

Q:前節は4試合ぶりにセンターバックで先発。中央の守備の堅さで貢献していたが?
「1回センターバックで試合に出て、その後またベンチに戻った時に、モニさん(茂庭照幸)のプレーを見ることで、自分が持っていない部分も学んだし、練習からでも、モニさんや(中澤)聡太くんのいい部分を見ることで、頭の中で描いて、それを試合で出す。その積み重ねでプレーしている」

Q:ここ2試合、リードした状況で迎えた後半、相手の攻撃を受ける時間も長いが?
「攻められる時間はどうしてもある。取ったボールを簡単に相手に渡すのではなく、相手を守備に回すことも必要。(リードされている)相手は点を取りに来るからプレッシャーをかけてくるけど、そこで単純に受けてしまうと、より疲れてしまう。細かいプレーで気を遣いながら、ただ蹴るだけではなく、つなげるところは味方につなぐことも大事」

●清原翔平選手
「(柿谷)曜一朗という、キャプテンでもあり、チームの大黒柱がけがをしたということで、チームとして、より団結しないといけない時だと思う。安心してリハビリしてもらえるように、チームとして結果を出し続けることが大事。もちろん、1試合、1試合が大事だけど、違った意味で、今節は結果を出さないといけない試合。1トップが誰になるにしろ、みんなそれぞれ特長があるし、ストロングな部分を持っている。そのいい部分を引き出せるように、そして、自分自身の力も出せるように、周りとうまく連係しながらプレーしていきたい」