7月3日(日)2016明治安田生命J2リーグ第21節
ロアッソ熊本 - セレッソ大阪 (18:00KICK OFF/うまスタ)
試合写真・コメントなど チケット
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●大熊清監督
Q:今節は地震後初の熊本での試合となるが?
「やっぱり期する思いはあると思う。(熊本の選手たちは)みんなにいろんな思いを届けたいだろうし、いい意味で、いろんな人たちの想いを背負っていると思う。ひたむきさはすごいと思う。ウチもそれに負けないようにしないといけないし、逆に自分たちも全力を出し切ることで、復興の力になれるような試合をしたい。熊本の方々にいい試合を見せることが自分たちにできること」

Q:練習を見ていると、選手同士の距離感も良くなってきたように思うが?
「ソウザもフィットしてきたし、ダブルボランチから縦横にパスが入るようになってきた。それと、(距離感が良くなったのは)キヨ(清原翔平)の存在も大きい。あいつが入って、攻守の距離感が良くなった。つなぎ役で非常に効いている。ああいう汗かき役の選手がいることで、つながりも良くなる。(杉本)健勇の攻守におけるアプローチも良くなっている。ただし、決め切る力はもっと上げていかないといけないし、自分たちが主導権を握った時はカウンターにも警戒しないといけない。余計なセットプレーを与えないように、無駄なファウルをしないことも重要」

●清原翔平
Q:今週は攻撃での連動性が高かったが?
「そうですね。だいぶいい距離感でプレーできたと思います。味方がこの辺りにいるな、という感覚はだいぶ自分の中でも高められている。(前線の選手たちとの)スペースの共有もでき始めていると思います」

Q:今節は地震後初の熊本での試合。相手の意気込みは高そうだが、もちろん、負けていられない?
「僕たちも昇格するために1試合1試合が大事。そこはブレずに戦っていきたい。相手を気持ちで上回らないと勝利を手繰り寄せることができないことは、開幕当初からずっと(大熊)監督が話していること。その上で、自分たちは勝点3を取ることが一番の目的だけど、試合が終わった後、敵味方関係なく、両チームのサポーターから『いいゲームだった』と言われるような試合ができればいいなと思います」

●藤本康太
Q:地元・熊本での試合となるが?
「(プロになって)今まで熊本で試合をしたことがなかった。去年もけがで、地元での試合に絡むことができなかった。だから、まずは地元で試合ができるだけでも僕にとっては特別なこと。ましてや、今回はこういった地震も起きた中での試合。気持ちは普段の試合とは違います。(うまスタで試合を開催できることは)いろいろな人たちの理解を得てできることだと思うので、感謝していますし、しっかり戦っている姿を見せたいと思います。ただ、熊本の選手にも特別な思いはあると思いますけど、あまりにもそれをリスペクトし過ぎると、自分たちにとっていい結果にはならない。自分たちにとっても大事な試合ですし、勝負なので、全力で勝ちにいきたいと思います」

Q:試合当日はご家族も見に来られる?
「はい。見に来てくれる予定です。サッカーを楽しんでもらって、少しでも気持ちに笑顔が戻ってくれればいいなと思います」

Q:試合翌日に、チームとして熊本県内の幼稚園、学校へ慰問する予定とも聞いているが?
「そうですね。次の試合まで間隔が短いということもあったのですが、社長を含めたスタッフや(熊本側も含めた)選手の協力もあって、今回そういうことができることになりました。微力ですが、笑顔や勇気を少しでも届けることができたらいいなと思います」