7月16日(土)2016明治安田生命J2リーグ第23節
ザスパクサツ群馬 - セレッソ大阪 (18:00KICK OFF/正田スタ)
試合写真・コメントなど チケット
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●大熊清監督
Q:今節の群馬戦に向けて
「今のJ2は、相手の順位がどうこうというのは関係ない。前節では、試合終了直前まで金沢(最下位)が松本(当時3位)に対して同点で頑張っていた。今はJ2も降格があるから、下位のチームも必死。メンタリティーはすごい。セレッソに対しても、勝点を取りたい、勝ちたい、という強い気持ちで向かってくる。自分たちも、まずはそれに負けない気持ちを持たないといけない。
 前節の札幌戦は、守備は(キム)ジンヒョンを中心に集中してよく守ってくれたけど、攻撃でもっと怖さのある場面を作らないと。群馬もしっかりブロックを引いて、守るところは守ってくる。そういう相手に対して、もう1回走るとか、もう1回相手の嫌がることをやるとか。足元ばかりにならずに追い越していく動きも必要。それと、クロスに対してキヨ(清原翔平)のように、こぼれ球を常に狙う泥臭い姿勢も大事。そういうプレーが増えると、相手に対する脅威は増す」

Q:前節のスコアレスドローを受けて、今節は決定力が問われるのでは?
「そこはそうだね。勝点を取っていくために決め切ることは次の試合でも大事になるし、メンタル的にも、リスクを負ってでも取りに行かないといけない状況もある。ただし、リスクを負いながらも、リスクヘッジもしないといけない。(山口)蛍なんかは両方ができる。前に出ていきながら、すぐに戻れる。そういう動きをチーム全体で繰り返していくことで相手は崩れる。チーム内得点ランク1位(ブルーノ メネゲウ)と2位(柿谷曜一朗)がいないことは簡単ではないけど、やっているベースは変わらない。しっかり(自分たちと相手を)分析して、試合に挑むメンバーを決めたい」 

●清原翔平選手
「引き分けに終わった次の週ということもあるし、ブルーノ(メネゲウ)が抜けてスタメン争いが激しいということもあるし、チーム全員の士気はすごく高い。誰が出たとしても、出た選手の良さでチームは活性化すると思う。群馬は、去年の戦いを見ても、上位のチーム相手に勝点を積み上げてきている。そういう粘り強い相手に勝つためには、誰が出ても全員がしっかりと自分のプレーを出すことが大事」

●松田陸選手
「前節は、前半は良かったけど、後半は自分たちのペースで試合ができなかった。後半も前半のように試合を運べたら勝ち切れる展開になったと思う」

Q:それでも攻撃の形や回数は以前と比べて良くなっていると思うが?
「そうですね。僕自身、ここ何試合かはずっとキヨさん(清原翔平)と縦関係でやっているけど、うまく話し合いながらやれている。(清原は)前で守備も頑張ってくれるし、攻撃もかなり任せている。僕がオーバーラップした時は使ってくれるので、いい関係でやれている」

Q:群馬もかなり気持ちを入れて向かって来そうだが?
「そこはもう、毎試合、相手は自分たちに対してそういう気持ちで向かってくる。前半戦もそうだった。僕たちは、それを跳ね返せる力はある。相手の勢いに飲まれることなく、自分たちのペースでサッカーができれば絶対に勝てる。ただ、甘く考えて試合に入るとやられてしまうので、『相手のほうが上』という気持ちを持って、試合の立ち上がりから全員でしっかりしたサッカーをやりたい」