9月25日(日)2016明治安田生命J2リーグ第33節
徳島ヴォルティス - セレッソ大阪 (19:00KICK OFF/鳴門大塚)
試合写真・コメントなど チケット
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●大熊清監督
「(天皇杯3回戦で対戦したサガン鳥栖は)隙を突く力、カウンターの怖さ、チームとしての個性があった。シュートはウチの方が打ったかもしれないけど、そこを勝ちに手繰り寄せることができなかった。J2を戦っていても、怖さを増やさないといけないとつくづく思う。玉田(圭司)たちともよく話しているけど、『ボールを持つだけではなく、裏に出るとか、怖さを全員で増していこう』と。セレッソのボールを大切にする良さは継続しつつ、回しながらでも、もう少しゴール前に入り込んでいく枚数を増やしたり、怖いパスの数とか、決定力を高めないといけない」

Q:リーグ戦も残り10試合となったが?
「ずっと大事な試合が続く、ということは開幕から言い続けてきて、いよいよ残り10試合。ここからも、目の前の試合にどれくらい集中できるかだと思うし、1試合1試合、いろんなリスクを負ってでも勝ちにこだわりたい。前節の北九州戦でも、チームとして(杉本)健勇を出すことはリスクでもあったけど、リスクを負っても勝点を取っていくことは必要なのかなと思う。やっぱり、攻撃のところでは、組織を超越した個の力は、今のコンパクトな相手の守備を破るためには必要。(柿谷)曜一朗がいない今、そういう個の部分で(杉本は)欠かせない選手。気持ち的にも充実している。チームに貢献したい気持ちが伝わってくる。具体的な得点でも表し始めている。献身性と貪欲さが合わさっている。意識も上がってきているし、先発というところも考えることができる状態にはなってきた。ただ、健勇もマークされるだろうし、11人だけで勝てるとも思っていない。今は選手全員の状態も良いので、どういう起用法になるにしても、全員の力で戦いたい」

Q:今節の徳島ヴォルティス戦に向けて
「天皇杯3回戦では選手全員を入れ替えていたようだし、セレッソ戦に懸ける気持ちを感じる。残り試合も少なくなって、チームとしての目標も明確になっていると思うので、そこはガチンコでの戦いになると思う。選手一人ひとりを見ても、カルリーニョス選手や佐藤(晃大)選手、両ウィングバックなど、個性のある選手も多くいる。J2の中でも力のあるチームだと思うので、しっかりとリスペクトした上で試合に臨みたい」

●松田陸選手
「天皇杯(3回戦)はベンチから見ていたので悔しかったです。後半、セレッソのペースになった時に決め切れず、最後に交代で入った選手が決めるという部分はJ1の底力だと思うし、そういうところが足りなかった。残り10試合、逆にセレッソがああいう試合をやっていきたい。もう残り10試合かと思うし、あと10試合しかないのか、という気持ち。僕らは上だけを見てやるだけですし、目の前の1戦1戦を勝つだけです。天皇杯を負けた瞬間から、次のリーグ戦が本当に大事だということは選手もスタッフも分かっているので、明日の試合に勝つだけかなと思います。絶対に今季、J1に上がらないといけないと思うし、J1で戦えるチームになっていかないといけない。全員で気持ちを一つにして戦えば、残り試合を全部勝てる力はあると思います」

●藤本康太選手
「天皇杯に出なかった分、リーグで貢献したい。チームとしてもリーグ戦だけになったので。残り10試合、目の前の試合に勝っていくことが大切。徳島も力を持ったチームなので侮れませんが、僕たちも、怖がらずにしっかりつないでボールを持てれば、自分たちのペースでやれると思う。後ろは一瞬の隙を見せないように、集中して失点ゼロで進めていきたい。徳島にはいろんなタイプのFWがいるし、ベンチにもいい選手がいます。前回の一戦も、僕は途中からボランチに入ったけど、パワープレーにも迫力がありました。最後の時間帯でいかにクリアボールをつなぐか、セカンドボールを拾うか、というところは今回も大事になると思います。ただ、カルリーニョス選手など、展開力がある選手もいるので、最初はつないでくるのかな、とも思います」

Q:ホームでの前回対戦時は、途中から出てきた渡(大生)選手にかき回された印象です。
「嗅覚がある選手だと思う。こぼれ球にも反応しているし、常に動いているイメージがある。身体能力が高いとも思うので、先発か途中かは分からないですけど、出てきたらしっかり対応したいです」