6月6日(土)2015明治安田生命J2リーグ第17節
セレッソ大阪 vs 愛媛FC (15:00KICK OFF/ヤンマー)
試合写真・コメントなど チケット
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 5月17日(日)の第14節V・ファーレン長崎戦以来、アウェイ戦が2試合続いていたセレッソ大阪。約3週間ぶりに迎えるホームゲームは、明治安田生命J2リーグ戦第17節。ヤンマースタジアム長居に、愛媛FCを迎え撃つ。

 ここまで6勝5分5敗、勝点23で9位。首位を走る大宮アルディージャ(勝点34)とは11差、2位のツエーゲン金沢(勝点32)とは9差と、大きく広がってしまった。「これ以上(上位と)離されると本当に苦しくなるので、絶対に勝点3を取らなければならない」と丸橋祐介も言うように、とにかくセレッソが欲しいのは、勝利という結果だ。第14節・長崎戦での敗北から、第15節・ロアッソ熊本戦(0-0)と第16節・コンサドーレ札幌戦(1-1)の2引き分けもあり、3試合勝ちなし。ホームで起こしてしまった悪い流れは、ホームで断ち切りたいところだ。

 しかも、今季のホームゲームは、3勝4敗と黒星先行。この数字を、今節でまずはタイに持ち込み、上位戦線参入のきっかけをつかまなければ、1年でのJ1復帰という至上命題は、さらに遠のくばかり。そのためには、「ホームは絶対に勝たなあかんところ。1つも取りこぼせないという気持ちで、全員で戦って、自分たちの実力を信じてやっていきたい」(酒本憲幸)。

 愛媛は、7勝2分7敗で、勝点はセレッソと同じ23、セレッソのすぐ下の10位につけている。序盤戦こそ3連敗(第3~5節)を喫していたが、逆に第6節以降は上位のジェフユナイテッド千葉に1-0と勝利(第8節)するなど、4連勝を達成。セレッソから期限付き移籍中の秋山大地も、前節の欠場を除けば、試合に出続け、チームに貢献中だ(今節は契約条件により出場できない)。
 今季から愛媛の指揮を執る木山隆之監督は、かつて水戸ホーリーホックや千葉で監督を経験し、2年前にはヴィッセル神戸のコーチとしてJ1昇格も経験。2009年には、水戸の指揮官として、長居でセレッソに勝利した経験も持つ(J2第35節、1-0)、J2を知り尽くす知将である。今回もセレッソ対策をみっちり立ててくることは容易に想像でき、愛媛の好調さも相まって、桜色の戦士にとっては、厳しい試合が待ち受けていると言えるだろう。

 それでも、ホームで勝ち続けてこそ、セレッソの未来は明るくなるというもの。「勝って、しっかり立て直すという力を見せたい」と言うのは、パウロ・アウトゥオリ監督。今週は活発なトレーニングも行い、チームの状態も上がってきている。過去の愛媛戦は9勝1敗と圧倒。この相性の良さも活かして、今度こそホームで勝ち名乗りを上げる。もうサポーターの期待を裏切るようなことは許されない。

文・前田敏勝

試合前日の監督・選手コメント
相手チーム情報:相手が強ければ強いほど燃える愛媛。虎視眈々と“ジャイキリ”狙う