3月31日(土)2018明治安田生命J1リーグ 第5節
セレッソ大阪 - 湘南ベルマーレ (19:00KICK OFF/金鳥スタ)
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代表ウィークによる中断期間を挟み、約2週間ぶりの再開となるJ1リーグ戦。今節、ホームのキンチョウスタジアムに湘南ベルマーレを迎え撃つセレッソ大阪としては、なんとしても再開初戦で今季のリーグ戦初勝利を手にし、ここから浮上するきっかけを掴みたい。
4試合が終わったばかりとは言え、リーグ戦での1勝が遠い現状に、もどかしさを募らせているサポーターも多いだろう。前節のヴィッセル神戸戦 後、「序盤といっても、もっと危機感をもってやらないといけない。みんながそういう気持ちを持ってやれば、少しずつでも変わっていく。チームがいい方向に進むようにやっていきたい」と話したのはキャプテンの山口蛍だが、選手1人ひとりも状況を好転させるべく現状と向き合っている。
「数字にも出ているけど、(結果が出ていない試合は)走れていないし、そういうところでイチからやることが大事」(水沼宏太)。「今は戦術的なことよりも、チームが良かった時の原点を思い出すこと。勝つために走り負けないこと、戦う部分を大事にしたい」(高木俊幸)。
今節を前に、そういった“原点”の大切さを話す選手も多かったが、今節の相手である湘南は、まさに走力とハードワークを持ち味とするチーム。セレッソとしては、今節を巻き返しの第一歩とするために、まずは相手に走り負けないことが重要になる。
その上で、システム的にマッチアップが噛み合わないサイドでの攻防や、相手の1トップ2シャドーをどう抑えるか、といった守備も問われてくる。「押し込まれると僕たちも前に出られなくなるので、できれば高い位置を取りながら、相手との駆け引きで勝ちたい」と試合を見据えたのは丸橋祐介だが、相手の長所を出させる前に、自分たちで積極的に試合を動かし、素早い攻守の切り替えから試合を優位に進めていきたい。
「勝ちたい。ホンマそれだけ。1人ひとりが思いっきりプレーして、楽しむこと。それができている時のセレッソは強い」。短い言葉に力を込めたのは、日本代表での欧州遠征から戻ってきたばかりの杉本健勇。躍動感にあふれ、伸び伸びとしたサッカーを披露した先に、勝利も見えてくる。
今節から、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)を含めた最大12連戦のハードスケジュールとなるセレッソ。そのリスタートとなる今節の重要性は、誰もが理解している。「今シーズンのターニングポイントとなる一戦」(オスマル)にすべく、ピッチに立つ選手たちは全力を尽くして戦う。
今週に入り気温が一気に上昇した関西地方では、桜が見ごろを迎え始めた。そんな“桜の季節”にふさわしい、セレッソに関わる誰もが笑顔になる勝利を、この手で掴み取りたい。
文・小田尚史
ニュース
J1 第5節 湘南戦|プレビュー:“原点”を見つめ直し、走って、楽しんで、今季のリーグ戦初勝利を掴み取りたい
2018年3月30日(金)
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