10月20日(土)2018明治安田生命J1リーグ 第30節
FC東京 - セレッソ大阪 (19:00KICK OFF/味スタ)
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前節はガンバ大阪との大阪ダービー に敗れ、悔しさにまみれたセレッソ大阪。リーグ戦での未勝利は3試合に伸び、順位も暫定ながら8位に落ちてしまった。もっとも、引き分けに終わった第26節・ジュビロ磐田戦 、第27節・湘南ベルマーレ戦 はもちろん、敗れた前節のガンバ戦にしても、セレッソに勝機はあった。チャンスを作り、相手を上回る時間帯も多かっただけに、必要以上に下を向くことなく、今節のFC東京戦に臨むことが大事になる。
リーグ戦4試合ぶりの勝利を掴むために高めていきたいポイントは、攻撃・守備、両方のゴール前だろう。今季のセレッソは、特に後半に入り、ポゼッション率やシュート数では高い数字を残すものの、シュートの枠内率や決定率に課題を抱えている。日々の練習からシュート練習はバリエーション豊富に行っており、チームとして精度向上には努めているが、それが結果に結び付いていないのが現状だ。試合における数字として現れていくまで続けていくしかない。今節は、ここまで28失点とリーグで3番目に少ない失点数を誇るFC東京が相手だけに、訪れた決定機での集中力をより研ぎ澄ませていきたい。
直近のリーグ戦10試合で複数失点がなく、比較的安定している守備にしても、「毎試合、ハッキリしたプレーができずに失点する場面を作っている。裏を取られることも多いので、満足はしていない」とGKキム ジンヒョンが話すように、改善の余地はありそうだ。
FC東京は、前節・名古屋グランパス戦で、前線からのプレスに永井謙佑とディエゴ オリベイラの2トップを生かしたショートカウンターという、シーズン序盤に結果を出していた頃のやり方が機能しているだけに、セレッソとしてはパスの出どころとなる高萩洋次郎への警戒を強めるとともに、2トップに対するケアを怠ってはいけない。
今季のリーグ戦も残り6試合。勝点5差で追いかける4位・FC東京との今節は、ACL圏内を目指す上で正念場の一戦となる。
「ここで踏ん張らないといけないし、勝たないとACLも遠ざかる。ここで勝って、最後まで望みがあるシーズンにしたい」(清武弘嗣)
「ここで勝てれば3位も射程圏内に入る。ここで勝つと負けるでは、残り5試合の見え方も変わってくる」(田中裕介)
選手たちはそれぞれに、今節の持つ重要性を語る。
息を吹き返しつつある4位・FC東京と、敵地での“ガチンコバトル”。非常にタフな一戦になることは明らかだが、選手個々のポテンシャル、チーム力ともに、十分に相手と渡り合い、凌駕できる力はある。尹晶煥監督体制になり、昨季、今季とリーグ戦でFC東京に3連勝中という好データもある。ラストスパートをかけたいシーズン終盤、その転機にすべく、セレッソは全力で勝点3を掴み取りにいく。
文・小田尚史
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●達成間近:ソウザ選手 J1リーグ戦通算50試合出場まで、あと1試合
ニュース
J1 第30節 FC東京戦|プレビュー:ACL出場圏内に向けて正念場。攻守に集中力を研ぎ澄まし、リーグ戦4試合ぶりの勝点3を!
2018年10月19日(金)
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