2月22日(金)2019明治安田生命J1リーグ 第1節
セレッソ大阪 - ヴィッセル神戸 (19:30KICK OFF/ヤンマー)
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27年目のJリーグが始まる。日本中のサッカーファンの注目が集まるオープニングを飾るのは、セレッソ大阪とヴィッセル神戸。今季のJは、“関西ダービー”でスタートする。
世間の注目は、まずは神戸に注がれるだろう。ルーカス ポドルスキ、アンドレス イニエスタに続く3人目の大物として、今季からダビド ビジャが加入。その一挙手一投足に視線が集まることは間違いない。
もっとも、ホームで迎え撃つセレッソとしては、引き立て役に終わるつもりは毛頭ない。
「強いことはわかっているけど、同じ関西のチーム同士、負けてはいけない。相手に有名選手がいるからと言って、勝負に関して譲る気持ちはない」と柿谷曜一朗は不敵に笑う。
今季、セレッソはロティーナ監督を新たに迎え入れてシーズンをスタートさせた。
「全員が同じところからのスタートになり、誰にもチャンスがある。いい競争ができているし、監督の求めるサッカーを意識して、ここまで練習や練習試合をやってきた」と柿谷。
始動直後、「監督が求めていることを一早く吸収して、体現して、みんなに示していけるようにしたい」と話した水沼宏太や、「監督の目指すサッカーに自分の武器であるビルドアップはハマっていけると思う。もっともっと戦術理解度を高めて、監督の狙いを体現していきたい」と意欲をのぞかせた舩木翔など、チーム全体がフレッシュな空気に包まれた中、ここまで準備を重ねてきた。
もちろん、新たな監督の下で新たなスタイル構築を目指す過程において、「まだまだ完成には遠い」(木本恭生)ことも事実。それでも、「始動からここまでやってきた積み上げはあるので、そこを出したい」(木本)と選手たちは開幕戦に向けて意欲にあふれている。
「今年は新しい監督、新しい選手が入ってきて、新しいセレッソの始まり。1人ひとりが責任感を持つことが大事だと思っていたので、キャプテンは誰がなってもいいと思っていたけど、任せてもらったことで、より強い気持ちを持ちたいと思う」と意気込む新キャプテンの清武弘嗣を筆頭に、桜のイレブンは、いま出せる最大限の力を発揮するつもりだ。
前売りチケットは完売間近であり、懸念された天候も回復傾向にある。“史上最上級の開幕戦”と銘打たれた一戦はワクワク感に満ちており、大いに盛り上がるだろう。
期待と不安が半ばする開幕戦。ホームで迎えることができる利を存分に生かし、スタンドを埋め尽くす多くのセレッソサポーターとともに、勝利を掴みたい。
文・小田尚史
ニュース
J1 第1節 神戸戦|プレビュー:新生セレッソ船出の一戦。注目度の高い神戸を倒し、開幕戦勝利を掴み取る
2019年2月21日(木)
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