4月10日(水)JリーグYBCルヴァンカップ 第3節
セレッソ大阪 - 名古屋グランパス (19:30KICK OFF/ヤンマー)
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「グループステージを突破するためには、勝たないといけない試合」
今節の名古屋グランパス戦を前に、多くの選手がそう声を揃える。
2年ぶりの“奪還”へ向けて臨んだ今季のJリーグYBCルヴァンカップだが、ここまでグループステージ2試合を終えて、セレッソ大阪は1分1敗。Cグループ最下位となっている。もっとも、まだまだ挽回できる範囲であり、今節の結果次第では、首位に立つことも可能だ。
初戦・大分トリニータ戦 、第2節・ヴィッセル神戸戦 と、リーグ戦から大きくメンバーを替えて臨んできたセレッソだが、今節もその方向性は継続される見込み。「ルヴァンカップのグループステージを突破するためにも大事な試合だし、個人としても、リーグ戦に向けてアピールするためにも大事な試合。結果を出したい」という藤田直之の言葉は、今節に出場する選手全員に共通する思いだろう。
スコアレスドローに終わった前節・神戸戦でシュート3本を放ち、積極性を発揮した田中亜土夢は、リーグ戦の第5節・ベガルタ仙台戦 で途中出場し、得点も奪った。カップ戦でのプレーがリーグ戦につながった好例であり、今節に関しても、そういった選手たちのアピールに期待したい。
もっとも、対戦相手の名古屋は一筋縄ではいかない強敵だ。補強により層の厚みが増した今季は、そもそもレギュラーとサブの線引きがハッキリしているわけではなく、直近のリーグ戦からメンバーを替えてきたとしてもタレントは豊富だ。赤崎秀平や相馬勇紀など、過去の公式戦でセレッソも痛い目に遭ってきた選手たちが先発に名を連ねてくる可能性もある。
そういった相手に対し、「チームとしてのやり方、戦術の浸透度では劣るかも知れないけど、1人ひとりがしっかり戦い、チーム全体でカバーしていけば、勝つチャンスはある」と話すのは山下達也。今季のルヴァンカップでは初のホームゲームとなる今節。「チームが一1つになって戦うことが、勝利につながる」(田中)。チーム一丸の姿勢で勝利を掴み取りたい。
また、日本サッカー界のこれからを担う選手たちが躍動する舞台でもあるルヴァンカップ。前節の神戸戦では、来季の加入内定が決まっており、JFA・Jリーグ特別指定選手としても認定されている桐光学園の西川潤がJデビューを果たし、ポスト直撃となるシュートを放つなど輝きを放った。ピッチに立てば、ホームでは初のプレーとなる今節。セレッソを勝利に導くプレーに期待は高まる。
文・小田尚史
ニュース
ルヴァンカップ 第3節 名古屋戦|プレビュー:今季ルヴァンカップ初のホームゲーム。反撃の狼煙を上げる1勝を
2019年4月9日(火)
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