4月27日(土)2019明治安田生命J1リーグ 第9節
セレッソ大阪 - 大分トリニータ (14:00KICK OFF/ヤンマー)
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直近のリーグ戦2試合、セレッソ大阪はともに0-1で敗れ、今季2度目の連敗を喫した。
この2試合、「多くの側面で我々が試合をコントロールできていた」とロティーナ監督も話すように、ボール支配率こそ相手を上回るも、思うように相手のペナルティーエリア内に入って行けず、シュートはペナルティーエリア外からのソウザのミドルシュートが目立つのみ。いずれも無得点に終わった。
守備でも、相手に与えるチャンスの数こそ少ないが、前々節・北海道コンサドーレ札幌戦 では80分にCKから、前節・清水エスパルス戦 では82分に相手GKのキックから、それぞれ一瞬のスキを突かれて失点。「崩されてはいないが、予期せぬ形から失点している。得点を奪うことができないことで、ペナルティーを受けている印象だ」とロティーナ監督は語る。
どちらも勝点を獲得してもおかしくない試合を演じていたことは確かだが、攻守の歯車がかみ合わず、結果は2連敗。現在は最下位と勝点3差の14位まで順位を下げている。今節の大分トリニータ戦、負の連鎖を断ち切り、勝利を挙げるために、なにより必要なのが先制点だろう。
前節の試合後、「僕らが前で点を取れていないことが、守備での判断ミスを生んでいる。点を取れれば、みんなもっと冷静に判断できると思う」と話したのは柿谷曜一朗だが、無用な焦りを取り除き落ち着いて試合を運ぶためにも、先制し、試合を優位に進めていきたい。
ロティーナ監督就任1年目の今季。ここまでチームは内容面での成長にも目を向けて、土台となるコンセプトを積み上げることも大切にしてきたが、14位に沈む現状、今節で求めるものは結果のみ。古巣戦となるキャプテンの清武弘嗣も、「ここで勝たないと状況が厳しくなる。とにかく結果が欲しい。本当に勝ちたい」と語気を強める。
24日に行われた2019JリーグYBCルヴァンカップでは、ヴィッセル神戸に1-0で勝利 。リーグ戦では出場機会の少ない選手たちが、チームに勢いを付けた。翌25日の練習後、「ルヴァンカップの試合を見て、いろいろなものを感じた。リーグ戦で結果が出ていない流れを変えようという強い気持ちが伝わってきた。今節、出ることができたら、そういった選手たちの気持ちも胸に戦いたい」と話したのは木本恭生だが、リーグ戦での勝利を求める選手たちとの相乗効果に期待したい。
リーグ戦ではホーム3連敗で迎える今節。これ以上、自分たちの庭で悔しさを味わうことは、あってはならない。現状を打破し、未来につなげていく勝点3を、必ずや掴み取りたい。
文・小田尚史
ニュース
J1 第9節 大分戦|プレビュー:リーグ戦4試合ぶりの勝利へ、カギは先制点。ルヴァンカップの勝利も追い風に
2019年4月26日(金)
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