6月14日(金)2019明治安田生命J1リーグ 第15節
鹿島アントラーズ - セレッソ大阪 (19:00KICK OFF/カシマ)
試合写真・コメントなど チケット
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前節、セレッソ大阪は敵地でのサガン鳥栖戦 に挑み、1-0で勝利。今季2度目のリーグ戦連勝を飾った。令和に元号が変わった5月以降、リーグ戦では4勝1敗と結果も出ており、現在は公式戦3連勝中。始動以降積み重ねてきたことが、ピッチで表現され始めている。 
「今、自分たちは自信を持ってサッカーができている。味方の1人ひとりのことも理解しているし、それがグラウンドにも表れている」と話すのはレアンドロ デサバトだが、まさに選手全員が攻守に一体となったサッカーで、前々節は首位のFC東京を撃破 し、前節は金明輝体制では昨季から8戦負けなし(6勝2分)の強さを誇っていた鳥栖にも競り勝った。

 そういったよい流れを受けて迎える今節の鹿島アントラーズ戦だが、現在、鹿島はホームではリーグ戦5連勝中と無類の強さを誇る。そういった相手を凌駕し、勝利を収めるためには、より一層戦う気持ちを強く持ち、綿密な試合運びが必要とされる。「自分たちがやってきたことを継続してやること、プラスアルファ、鹿島相手にどうするかというところ(が必要)」と話すのは奥埜博亮。
 鹿島と言えば、前回のホームでの第12節・松本山雅FC戦では、前からのアグレッシブなプレスで主導権を握り、5-0の大勝を収めている。「鹿島がポジションを崩して人に(プレスに)来た時、うまく自分たちがはがせるかプレスにハマるかで、主導権を握れるか、さらには結果をも左右する」と試合を見据えるのは、中盤でチームをオーガナイズする藤田直之。「立ち上がりはリスクを負ってつなぐ必要はない。はっきりとしたプレーで前にボールを供給してもいい」とも話すが、試合の序盤、立ち上がりの攻防はこの試合の1つのポイントになる。セレッソとしては、相手を勢いに乗らせる先制点は与えたくない。

「鹿島も自分たちより上の順位にいるので、ここで勝って、その差を縮めていきたい」とはキャプテンの清武弘嗣。リーグ戦前半戦は、今節を含めて残り3試合。少しでも高い位置まで上り詰めて後半戦を迎えるためにも、今節は敵地での鹿島戦という難しい一戦をものにして、「より自信を深める」(藤田)1勝を手にしたい。

文・小田尚史