8月3日(土)2019明治安田生命J1リーグ 第21節
FC東京 - セレッソ大阪 (19:00KICK OFF/味スタ)
試合写真・コメントなど チケット
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 前節のベガルタ仙台戦から2週間が空き、再開されるJ1リーグ戦。首位・FC東京のアウェイに乗り込んでの一戦に挑む。

 梅雨が明け、本格的な夏が始まり、猛暑が日本列島を襲っている。外に出て、立っているだけでも体に疲労が蓄積される気候の中、今月はコンディショニングも大事になってくる。チームとしても細心の注意を払いつつ、天皇杯3回戦を含めた今月の公式戦5試合に臨む。

 そんな中、「上に行くために、この夏場が勝負。しっかりとボールを回す戦い方もできているし、暑い中でも走り切れる力もあると思う。ハードワークや走る力でも負けたくない」とキッパリと話すのが、キャプテンの清武弘嗣。5月以降、リーグ戦7勝2分2敗と急浮上してきたセレッソ大阪だが、さらなる上位を目指す上で、まさに勝負どころが、この8月。ここまでリーグ戦20試合で12失点の堅守をベースに、「全員守備、全員攻撃」(水沼宏太)のチーム一体の姿勢で戦い抜きたい。

 勝負の8月。その初戦の相手は首位のFC東京だ。「難しい試合になることは分かっているが、試合に向けて、勝つために準備してきた」と話すのは、“FC東京キラー”になりつつあるブルーノ メンデス。「相手は首位だけど、僕たちもチーム状態はいい。勝点3を取りたい。上の相手に勝つことで、上位も見えてくる。僕たちのホームでは勝っているので、相手としたら、それを払拭したい気持ちで来ると思うけど、それに負けない強い気持ちを持って、試合に臨みたい」と清武も強い気持ちを携え、チームの思いを代弁する。

 FC東京とは、公式戦、今季4度目の対戦となる。互いの長所、手の内などは知り尽くした中での一戦となるが、守備としては、「自分たちが攻めている時のリスク管理は必要。そこは徹底したい」と瀬古歩夢も話すように、長谷川健太監督が率いるFC東京の武器であるファストブレイクには警戒したい。攻撃では、しっかりとボールを保持しつつ、サイドの幅も使って、相手の守備ブロックの隙間を突いていきたいところだ。

 球際での攻防が激しく、バチバチとぶつかり合う肉弾戦になることも、このカードの特長。今節も、戦術を支える1対1、個々の勝負でも負けられない。FC東京とは、毎試合、拮抗した展開になりながらも、17年からリーグ戦では5連勝中とセレッソにとって相性は良い。上位を追撃すべく、首位からの“ダブル”を目指す。

文・小田尚史