8月21日(日)2016明治安田生命J2リーグ第30節
ツエーゲン金沢 1-3 セレッソ大阪 (18:04/石川西部/9,316人)
試合写真・コメントなど
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●大熊清監督(セレッソ)
「お互い、置かれている状況は多少違うと思うんですけど、全力を尽くしてここまで戦ってきて、お互い負けられない試合だったので、そんなに簡単にはいかないと思っていました。やはり積み上げてきた力が金沢にはあるので、隙を見せると、前を向かせると、非常に力があるなという印象でした。特に前半でバイタルを突かれたところは、システムを含めて課題はあるんですけど、それを乗り越えて行くなかで我々の時間帯が来たかなと思いました。ただ、前線からの守備やバイタルのところの緩み、絞りで課題はあるなと感じました。終盤に1点を返されたことも、ある意味甘さが出たのかもしれないですけど、選手は下を向くことなくやってくれたので、そこは多少の自信にもなるのかなと。ただそれを過信にしないことが重要だと思うので、そこをクリアしながら、天皇杯を挟んでリーグ戦の次節までは少し時間があるので、チームとしての完成度を上げて、天皇杯に臨み、リーグ戦の再開に備えたいと思います」

Q:今節の課題の1つとして、「DFのラインコントロールを含めて積極的な守備」というテーマもあったと思うのですが、少しハマらない時間帯もあり、課題はそのまま残った感じでしょうか?
「そうですね。相手のボランチにウチのボランチが引き出された時にバイタルを使われるというところで、途中から2列目の(杉本)健勇などが絞ったことで、安易にボランチが出ないように修正したのですが、前半の前半あたりはボランチが食いついたところで相手の10番(熊谷アンドリュー)などにうまく使われました。試合の中で選手も私も多少は修正できたことは進歩があったのかなとは思いますが、ボランチの選手が前の選手を使うことや、DFの選手がボランチの選手を使う声など、選手同士で修正できる部分があれば、もっと相手のチャンスも未然に防ぐことができるのかなと思います。『シュートが外れて良かった』ではなくて、修正していく中で防ぐことができるような選手たちになってくれたらいいなと思って見ていました」

Q:ここからリーグ戦は3週間空くが、特にどのあたりを重点的に完成させていきたいか? 
「清原(翔平)も頑張って這い上がってウチのチームの中心になったので、この試合にも連れてきたかったのですが、ケガで連れてくることができなかった。そういう選手もいます。力の差はなくて、競争と協調の中で出てきている選手を今は使っている状態です。天皇杯に向けても、誰がチームとして向上心を持ってやっているかというところで、チャンスを与えながら選手層を厚くすることと、チームとしての結束と、戦術、組織としてのやる方向性をしっかり掴んでいきたいと思います」

Q:守備では課題も残った一方、攻撃では今季初先発の酒本(憲幸)選手が1点目の起点になり、途中出場の関口(訓充)選手も点を取りました。監督の狙い通りにいった部分もありますか?
「正直、シャケ(酒本)に関してはU-23で1回90分やって、最後は足をつっていましたけど、私としてもチームとしてもチャレンジだと。それに応えた選手がレギュラーにも近くなります。今日は相手がある程度リトリートしてくることはわかっていた中で、さほど多くはなかったチャンスの起点に彼がなっていました。キヨ(清原)がいない中で、チームのアクセントになっていたと思います。ただ、全体的なプレッシャーについては、シャケも含めて、前線のポジションなりプレッシャーをもう少し高くして、全体のインターセプトやラインを高くできれば、もう少し相手のチャンスを未然に防ぐことができるかなと思いました。そういうことをシャケも含めてやってほしいなと。ただ、初先発でしたけど、自分の個性を出してくれたと思います」

試合後のセレッソ選手コメント 
試合後の森下仁之監督(金沢)記者会見コメント