9月22日(木・祝)第96回天皇杯3回戦
サガン鳥栖 2-0 セレッソ大阪 (19:00/ベアスタ/5,391人)
試合写真・コメントなど
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●マッシモ フィッカデンディ監督(鳥栖)
「先日のリーグ戦(広島戦)では、お会いできずに寂しかったです(注:退席処分となり記者会見に出られなかったため)。
 ナイスゲームだったと思いますので、試合についてお話します。
前半の良かった点として、あまり苦しむ部分がありませんでした。J1にいる頃からセレッソの試合は何試合も見ました。その時の選手も多く残っていますので、いいチームだとわかったうえで後半に入りました。この試合の準備をしているときから、J2のチームと戦うつもりではなくしっかりと準備をしました。そういうなかでゲームの運び方もすごくよかったのですが、決めるべきところで決めておけば、このように苦しい試合にはならなかったという印象です。1点でも返されていれば、どうなっていたかわからない。最後まで安心して見ていられる状態は作れなかったので、その部分だけがもう少しできたと思います。でも、ナイスゲームだったと思います」

Q:途中出場した富山選手への指示と評価は?
「セレッソが前がかりになればなるほど、そのスペースを突ける選手が必要でした。早坂(良太)にしても富山(貴光)にしても走力がある選手ですし、FWとして起用しているので点も取ってもらいたかった。ただ点を取ればいいという送り込み方はしていないので、そこのところの要素をいくつか理解してもらって起用しました。
 富山(貴光)は、ああいうシュートは持っている、そこまでの流れも良かったです。そのほかにも多くのチャンスがありましたし、全選手がチャンスを持ったのではないかと思うくらいでしたので、もう少し(得点を)決めなければいけないとも思います。セレッソも前がかりになって、個々のレベルも高い選手たちで、J2のレベルではないところも見せてくれたので、最後にナイスゲームと評価しました。セレッソの状態もいいようですしたが、鳥栖もいい状態であることを示すことができました。鳥栖がもっと得点を取れていれば、もっと良かったのですが…」

Q:連戦の中で、ベストメンバーで臨んだ理由は?
「次節の日曜日の試合では2人の選手(FWムスタファ エル カビル、FW豊田陽平)と監督が出場停止ですので、その3人は今日は全力で戦わないといけませんでした。
 日曜日の試合では、ほかの選手が頑張ってもらわないといけないのですが、ほぼベストメンバーで臨んだ理由としては、天皇杯もすごく大事に考えていますし、今日は難しいゲームになると思ったからです。今日のような試合は、突破したかったら全力で臨まないと番狂わせが起きるのがカップ戦なので、チームとして全力で臨むというのがふさわしい形と思いました」

試合後の鳥栖選手コメント 
試合後の大熊清監督(セレッソ)記者会見コメント