10月22日(土)2016明治安田生命J3リーグ第26節
セレッソ大阪U-23 1-2 ブラウブリッツ秋田 (14:00/金鳥スタ/771人)
試合写真・コメントなど
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●大熊裕司監督(セレッソU-23)
「ホームで勝てなかったことを非常に悔しく、残念に思います。立ち上がり、相手の中盤の人数が多いというところで、受けてしまったなということが、一番の敗因ではないかと思います。それでも、我慢はできていたのですが、ウチがビッグチャンスを決め切れずに、リスタートから失点ということで、しんどい時に集中を切らさずにやることが、まだまだ足りないと改めて思いました。ゲームの前にも注意して言っていたのですが、中で、もう少し選手同士が鼓舞し合いながらやっていかないといけないのかなと、強く思っています。ただ、後半はアグレッシブに自分たちの良さが出せたと思っています。ただ、これも選手に話したのですが、先にやられてからでは遅い。我々が先に仕掛けて、90分を通してそういうアグレッシブなサッカーをやること(が大事)。そういったサッカーを、ホームに来ていただいたサポーターの皆さんにお見せしなければいけないと、強く感じます。押し込まれた展開の中、自分たちでペースを握れたことは成長ではあるのですが、最後の質ですね。GKとの1対1も何度もあった中で、我々は決め切れずに勝てなかった。主導権を握り返して良かったのですが、ゲームに負けたことは、我々は何かが足りない。そこを修正して、残り4試合、すべて勝って終われるように、トレーニングしていきたいと思っています」

Q:決定機を外す場面もあったのですが、沖野選手のアグレッシブなプレーが目立っていました。彼に対する、ここ最近の評価はいかがですか?
「この3連勝の間、彼の活躍が非常に多くて、何度もチャンスを作っていました。自分のストロング(ポイント)をちょっとずつ理解してきているのかなと思います。スピードはトップ(チーム)でも通用するくらいのスピードがあると思うので、トップでもその特長を最大限に生かせるように、もっと基本的なところを掘り下げていくことができれば、もっと良さが出るのかなと。後は、やっぱり使われる選手だと思うので、タイミングや周りとの関わりを整理してやっていけたら、怖い存在になれるのかなと思っています。今日もそうだったんですけど、ビッグチャンスは作るんですけど、(決め切る)確率が低い。それが一番の課題ですし、そこがないと、トップにも上がれない。本人が自覚してトレーニングしていかないといけないと思います」

Q:けがから復帰明けで2試合連続得点の米澤選手について。前半は苦しい時間帯もありながら、後半に1点決めたことは、成長を感じる部分もあるのでは?
「そうですね。彼も前節は非常にいいプレーの連続でした。今日はけが明けで、2試合目で、お疲れモードのような感じもありましたが、そういう時でも、自分を鼓舞して前半からボールを引き出さないといけなかったと思います。メンタルの弱さがまだありますので、ああいう苦しい状況でもチームを引っ張れる存在になってもらいたいと思います。彼のゴールに向かう姿勢やスピードは優れたところを持っているので、そういったところを90分通して出せるようにしてあげることができたらいいなと思います」

Q:この試合でJリーグデビューを果たした山田寛人選手に対して、投入前にかけた言葉は?
「押し込んでいたので、ゴール前でうまく飛び込んでくれたらなと。あまり多くは言いませんでした。非常に才能があって、大事な選手です。こういった苦しい中で経験できたことは彼にとって非常に大きなモノになったと思います。クラブにとって大事な選手なので、こういった経験を積ませながら、将来はセレッソを引っ張れるような選手に、ぜひ、育てていきたいと思います」