11月6日(日)2016明治安田生命J2リーグ第40節
セレッソ大阪 1-0 愛媛FC (19:04/金鳥スタ/8,714人)
試合写真・コメントなど
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●木山隆之監督(愛媛)
「おつかれさまでした。
選手たちはよく努力をしたと思います。ただ、結果的に得点をあげることができませんでした。多少ゴール前でピンチもありましたし、逆にチャンスを作れそうかなというときもあったのですが、特に前半は、なかなか膠着した時間が長かった。後半の頭くらいに、少し自分たちがハーフウェイラインを越えてボールを持つ機会が増えたので、いい形になりそうだなと思っていたときの失点だったので、ちょっと痛かったです。ただ、ミスを責めても仕方がないし、その後、顔を上げて(ゴールを)取りに行ったのですが、取れませんでした。ただ、残り2試合、全力で、いい形で、今季を終われるように頑張っていきたいと思います」

Q:この時期の対セレッソといえば、昨シーズンのJ1昇格プレーオフ準決勝が思い出されるが、監督のなかでは、そういった(リベンジへの)気持ちというのは、何%くらいあったのでしょうか。
「もちろん、悔しい思いもしましたが。我々は今年、J1昇格プレーオフに行けない立場になってしまったが、選手たちに言ったのは、あれから1年経って、自分たちがどれくらい差を縮められているのかなというのが試される試合だし、そういうふうにトライしていこうと。昨年、実際にJ1昇格プレーオフのときに感じたのは、堅い試合でしたがセレッソの底力というか、1人ひとりの能力。特に守備のところで、あれだけガチッと守ったとき、我々が後半、何もできなかったので。そういうところをどれだけ1年で詰められたのかなと思って、今日やりました。多少は詰まっているけど、ドリブルが得意な選手が1人、2人と増えているなか、彼らがドリブルを仕掛けても他のチームの選手だったら抜けたりシュートまで持って行けるのですが、セレッソの最終ラインの選手たちは、やっぱり強いし、まだまだ我々はそういうところに足が及んでいないというのを実感したと思う。逆にそれを自分たちにフィードバックしないといけない。それは選手たちも感じて、またトレーニングからしっかりやっていきレベルアップしていけば、今日の敗戦はまた次につながるんじゃないかなと思います」

Q:守備の背後を取られる場面はあったものの、勇気を持って最終ラインを押し上げて、組織的に機能させようとしていたと思われます。そのあたりの評価について。
「今の我々にとって、守って守って90分を戦って、勝点1でもしょうがないというようなゲーム(内容)ではないので。トライをしにいくということで(試合に)入ったので、できるだけプレッシャーをかけていく。そうなると、セレッソもつなぐことが難しくなる状況だったと思うので、(愛媛守備陣の)裏を狙うということが出てくるとは思います。もちろん、(パスの)出し手の能力であったり、受け手のスペースに出る感覚が優れていたりで、裏を取られることはあるとは思いますが、そこまで取られているとは僕は思っていなくて。リスクを負ってスペースを空けている分、多少ボールを先に触られることはあったにせよ、それがそこまで大きなリスクになっているとは思っていなかった。逆に後半、自分たちのほうが押せたかなと一瞬思ったので、そこで失点したことは痛かったですが。(茂木)力也にしても、背後のボールを競りながらよくカバーしていたし、十分やれていたんじゃないですかね」

試合後の表原玄太選手(愛媛)コメント
試合後の大熊清監督(セレッソ)記者会見コメント