4月25日(水)2018明治安田生命J1リーグ 第10節
セレッソ大阪 2-1 ベガルタ仙台 (19:03/金鳥スタ/8,165人)
試合写真・コメントなど
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●渡邉晋監督(仙台)
「平日のナイトゲームでしたが、大勢のサポーターの方が大阪まで来てくれました。ありがとうございました。彼らに勝点3を届けることができなくて、非常に悔しいです。我々が上位に食らいついていくためには落とせない一戦だったのですが。
 先制しながら逆転負けを喫したことは非常に痛いですね。次は勝てるように、中2日ですけど、いい準備をしてホームゲームに臨みたいと思います」

Q:同点に追いつかれた後、バタバタと流れが相手に傾いて逆転されたが、あの時間帯ではなにが自分たちに起こったのか?
「連続失点は、前節の磐田戦もそうだったので、『そこはもう、絶対になしにしよう』という話は今日のミーティングでも口を酸っぱくして言いました。無失点で行くこと、失点1で推移することは大事で、それをずっと我々はできていたはずですから。それができなかったのはなにかというと、まずは戦術的なところを振り返ってみて、もしかしたらメンタリティーのところで受けてしまっている、恐れを抱いている可能性もあるので、そのあたりは私のほうで払拭してあげたいと思います」

Q:2枚目の選手交代の狙いについて。ボランチを交代させて攻勢を強めましたが? 
「点を取りに行こうと考えた時に、もう少しボランチがどちらか1枚、我々の1トップ2シャドーに潜っていく形を作れると攻撃に厚みが出ると考えました。梁(勇基)はケガから復帰して、ダブルボランチの一角あるいはインサイドハーフとして、効果的な前線への絡み、飛び出しもできていたので、そういうものに期待しました。今日も実際、梁がゲームに入ってからは攻勢を強められたと思いますし、マイボールの時間も増えました。そういう部分では、彼らしさを発揮してくれたのかなと思います。願わくば、我々が2点目を奪って勝点1を取れれば良かったのですが、そこは次に向けての課題として取っておきます」

Q:連続失点の場面では、DFラインが下がって押し込まれてしまったが?
「まずは前半、我々がスコアを動かした先に、守備のところで、点は取られていないけどバイタル(エリア)にたやすくボールを入れられているのは気になっていました。それがなぜかというところをハーフタイムで整理した。実際、中で戦っている選手たちが、もう少し前から行きたいのか、行けるのか。最終ラインの選手たちは、行ってしまう前の選手に対してどう感じているのか。整理しました。より堅く中を閉じて、最終ラインを含めて自陣で守ることも、そういう覚悟を持つ必要があるのではないかという結論に至ったので、ハーフタイムに送り出したんですけど、意識もプレーも受けに回り過ぎたと感じています。ただ本来、我々はあそこで守り切れるはずのチームなので、そこの綻びがどうなったのかということは修正しないといけない。
 また、2点とも『オフサイドじゃないか』というところで足が止まっているのは事実。セルフジャッジでそこで逃げてしまうとなにも起こらない。逆に言えば、もしかしたら我々のゴールもセレッソのそういう隙だったかもしれない。我々はその隙を2つ与えてしまった。そこは猛省しないといけません」