7月11日(水)第98回天皇杯 3回戦
セレッソ大阪 3-0 ツエーゲン金沢 (19:01/石川西部/5,540人)
試合写真・コメントなど
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●柳下正明監督(金沢)
「金沢の選手たちは、相手に対して、ボール保持者に対して厳しく行っている。行っているけど、セレッソの選手たちはそれをプレッシャーと感じていない。だから、イージーミスが非常に少ない。逆にセレッソの選手たちは、金沢の選手たちに少し緩く守備をしている。ただ、もちろん要所要所で来るけれども。その緩い守備だけども、金沢の選手たちはプレッシャーと感じてイージーミスが多い。それは大きな差で、やはりJ1でもトップのチームとJ2の下位のチームとの差が出ている。これはトレーニングでやっていくしかないし、こういうゲームをして、経験して、落ち着きとかしっかりした技術を身につけるしかない。ただ、今までやってきたことをミスなくやれば、チャンスも作れることはわかった。このまま続けていこうと思います。また中3日でゲームがあるので、しっかり準備したいと思います」

Q:清原翔平選手をFWの位置で起用したが、その狙いは?
「どうしても守備のところをやらないと難しいというのはわかっていた。(セレッソの)センターバックより、ボランチの選手をフリーにさせると難しい。そこで(金沢の)ボランチの2人がプレッシャーをかけたら、今度はうちのセンターバックが(セレッソの2トップと)2対2ではこれも大変。だから、センターバックの前に1枚、(藤村)慶太がいて、あとはバチ(梅鉢)とキヨ(清原)で相手のボランチを抑える。セレッソのセンターバックはヨニッチのほうが縦パスを入れてくるので、そっちには(圧力をかけに)必ず行こうと。守備に関して、まず考えました。
 攻撃のところでは、先ほど言ったように『セレッソが少し緩く守備をしている』というのは2-0になったから余計緩くなった。(セレッソの選手は)ポジションに立っているので、その間、間に顔を出して受けられるんじゃないかということで。でも、思ったよりプレッシャーを感じているなということでミスが目立ちました。これからリーグ戦はまだまだ続くので、良い経験になったと思います」

Q:後半早い段階(53分)で清原を交代させた理由は?
「ミスが目立つのと、怖がってサイドに流れてきたのを見て。中央にいてほしかったので。それと、もちろんクロスは上がる。(セレッソが)そんなに来ないから。それなら、高さ(のある選手)を入れたほうが良いということで」

Q:後半は良い形が作れたが、前半と後半の違いは?
「2-0になった時点でセレッソがもう余分な体力は使わないと。やっていて、たぶんセレッソの選手たちは感じている。そんなに行かなくてもミスしてくれると。金沢がそこをミスなしで行けば、チャンスは作れたと思う」