8月11日(土・祝)2018明治安田生命J1リーグ 第21節
北海道コンサドーレ札幌 1-1 セレッソ大阪 (13:03/札幌ド/21,614人)
試合写真・コメントなど
----------

●ペトロヴィッチ監督(札幌)
Q:今日の試合について
「両チームともに、最後まで勝利を目指したすばらしい試合だったと思います。セレッソはやはり個の能力も揃っていて厳しい戦いでした。そのなかで、札幌の選手たちは最後までよく戦ってくれました。相手に押し込まれる場面もありましたが、失点に関してはCKからで、相手のチャンスもロングシュート。押し込まれている感はありましたが、守備ブロックを作り、崩されてはいなかったと思います。そのなかでカウンターも出せましたし、三好のラストパスが通っていればもっとチャンスは作れたと思います。強い相手に対し、選手はしっかり戦ってくれましたし、引き分けは妥当な結果です。すばらしい試合だったと感じています」

Q:チャンスがありながらも勝利を得られていない試合が中断期間以降あるが?
「我々は前半戦のアウェイ・FC東京戦で0-0という試合がありましたが、それについては、皆さんが予想していなかったような結果だったと思う。これまでの20試合のなかで、出来の良くなかった試合は神戸戦だけだったと思っています。川崎F戦は、私が浦和を率いていたころであれば、川崎Fが2-0か3-0で勝つことを予想していたと思う。だが、実際は際どいスコア(1-2の敗戦)になった。磐田戦(0-0)では間違いなく相手を上回っていた。長崎戦(3-2で勝利)では相手を上回り、結果も勝利だった。もっと遡れば浦和や鹿島と0-0で引き分けている。
 私が率いてまだ6カ月というなかで、他チームとの戦力差がかなりなくなってきていると思う。ただ、そこから勝利へと持っていくにはまだまだ足りない部分があり、今はまだ必死に結果を求めてやっている。そこにはまだ時間が必要だと思います。周りの方の期待値が上がっていることはわかります。ですが、そんなに簡単なことではありません。プロセスは間違ってはいません。まだまだ我慢が必要。今はそういう時期だと思っています。
 ただし、どの試合でも勝利を目指して戦うことができています。もちろん、それがうまくいかずに敗れることもあるでしょう。勝ったり、引き分けたりすることもあるでしょう。そうした試合を経験し、何をすれば勝利ができるのかを学んでいる最中だと思います。その意味でも、今季は1試合1試合積み重ねて、それが来年につながっていくことでしょう。
 昨年のスタメンの平均年齢と今季のそれはまったく異なります。リーグのなかでも最も若いチームだとも言えるでしょう。若い選手が試合で経験を積みながら、攻撃的な戦いをしながら結果も求めて戦っている最中。我々は我慢してやっていく必要がありますし、若い選手の経験というのはチームの財産だとも言えるでしょう。選手たちも学ぶ意識を高く持ち、練習に取り組んでくれている。その積み重ねが必ず、いい形としてこの先につながっていくと思います」