8月22日(水)第98回天皇杯 4回戦
セレッソ大阪 0-1 ヴァンフォーレ甲府 (19:03/中銀スタ/2,957人)
試合写真・コメントなど
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●尹晶煥監督(セレッソ)
「ハードなスケジュールの中、天皇杯4回戦(ラウンド16)を戦うためにアウェイに来ましたが、ハードなスケジュールでの負担はありました。その負担がグラウンドで出てしまったと思います。もちろん、選手たちは意欲を持って戦ってくれましたが、攻撃に関しても最後のところがうまくいかなかったり、お互いの息が合わないところが見られました。最後までよく頑張ってくれましたが、最後の最後に失点してしまったということは、何かが足りなかったのだと思います。多くの方々に足を運んでいただいたにも関わらず、いい姿を見せることができなくて申し訳なく思います。
 今日の試合を見ながら感じたのは、リーグ戦に出ている選手たちとの差があるということです。もちろん、疲労感などいろいろなことも関わっていると思いますが、いろいろな面での差を縮めていくことが大事だと思います。今日の試合で起用した全員を信じてピッチに送りましたし、みんな頑張ってくれましたが、結果が付いてくることはありませんでした。今日の試合で天皇杯は終わりましたが、中2日ですぐリーグ戦があります。精神的にも肉体的にもきつい試合になると思いますが、最後の山場を乗り越えていく必要があると思います。今日の敗戦で選手たちは落ち込まないでほしいです。試合はまだたくさん残っています。これからも、前を向いて頑張っていきたいと思います」

Q:延長前半の最後に足をつった山下達也選手を、後半も前線に残した狙いは? 
「本当は入れてはいけない状況だったかも知れません。大きなケガにつながる可能性もあったので。ただ、本人が『やる』という意思を表現してくれたので、出すことを決めました」

Q:連覇を目指した天皇杯は敗退してしまったが、リーグ戦とルヴァンカップに向けて。
「リーグ戦もルヴァンカップも残っていますが、こういうトーナメント戦で負けてしまうと、他のタイトルにも影響してしまいます。この試合をきっかけに、選手たちが感じないといけないことはしっかり感じてほしい。何が足りなかったのか。しっかりともう1回考えて、練習で修正してやっていこうと思います」

Q:試合を通して、守備時に両ボランチ脇のスペースが空いているように見受けられたが?
「福満選手と水沼選手がそのスペースをカバーしないといけないのですが、その部分に関しては、うまく機能しませんでした。意欲を持って前線からプレスをかけていたのですが、待ちきれずに前にプレスをかけてしまった部分もあったと思います。十分に相手を止めていましたが、相手に逆を突かれてチャンスを作られてしまったところもありました」