9月14日(金)2018明治安田生命J1リーグ 第26節
セレッソ大阪 1-1 ジュビロ磐田 (19:03/金鳥スタ/13,112人)
試合写真・コメントなど
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名波浩監督(磐田)
「プランの中では、常に前向きに守備ができる形を取ろうと。スタートブロックから積極的に連続してアプローチに行くのではなく、ちゃんと整えた状況から、刺されないように、重点的な守備でゲームに入れたと思います。決して、最終ラインが5バック気味になるような下がりっぱなしではなく、ラインコントロールもしっかりとできていたし、オフサイドも取れていたと思います。ブラインドサイドの背後のケアもスッキリしていたので、サイドチェンジのボールも足元がほとんどだったと思います。セレッソのいいときは、1対1のところでボールが入ってくる。そこで一気に最終ラインをぶち抜かれて、最後にクロスやシュートに持っていかれる。そういうシーンはほとんどなかったと思います。なかった大きな要因としては、清武がいなかったことが非常に大きかったと思います。
 得点はラッキーな形で奪えたのですが、そこから攻撃に出て行く形、前線でタメを作る時間は少なくて、守備に回る時間が多いゲームでした。プラス、前半から奪った後のパスの質がセレッソと圧倒的に違って、セカンドボールの反応や予測でも、(山口)蛍やソウザのところでほとんど拾われてしまい、最終的に押し込まれる原因になってしまったなと思います。
 ただ、前節で6失点したという状況でしたが、ボックスの中でよく体を張ってくれたと思いますし、最終ラインの強い気持ちを感じたゲームになりました。今後につながるシュートブロックの連続でした。次節、その次も3バックのチームが予想されるので、そういう意味では今日のオスマルの上がり方やラストパスのケア。ソウザの1つ高い位置で自由にボールを持たれてしまったところのケア。そういったシーンがたくさんあったと思うのですが、それは頭に入れて改善しながら、来週のゲームに臨みたいと思います」

Q:ケガから先発復帰した中村俊輔選手の評価と、今後への期待について
「82分間のプレーの評価は、『まぁまぁかな』と。これからに関しては、今日はまったくセットプレーを練習していない中でも、CKからあれだけチャンスを作ってくれた。守備の立ち位置でも、声をかけて小川(航基)と(大久保)嘉人を動かしてくれた。そのへんは、残り8試合の中で、すべての試合に出られるかわからないですが、8試合の中でやってほしいなと。プラス、彼の中でもそういう思いがあると思いますが、チームとして来年につながるゲーム作りをしてほしいなと思います」

Q:もう1人、久しぶりに出た小川航基選手の評価は?
「ボールの呼び込み、引き出しとしては、前半は特に良かったと思う。そこでもう少し決定的なシーンを作ってほしかったですが、1本強引にシュートを打ったシーンも含めて、ゴールに向かう姿勢が非常に強いなと。出し手と受け手の関係性を作ろうとイメージしながら顔を出したり、動き出しをしている部分は評価に値すると思います。最後の10分くらいはへばって、動き出しの回数が少なかった。そういうことによって、嘉人や俊輔が高い位置で触れなかった原因を作ったかもしれません。もう1度映像をチェックしてからですけど、そのへんはまだまだ改善の余地があるなと。ただ、彼にとっては、今日のゲームはポジティブに捉えていいと思います」