9月22日(土)2018明治安田生命J1リーグ 第27節
湘南ベルマーレ 1-1 セレッソ大阪 (19:03/BMWス/12,173人)
試合写真・コメントなど
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●チョウ キジェ監督(湘南)
「お疲れさまでした。結果、勝点1が取れたので、最良の結果でも最悪の結果でもないというのが素直な印象です。ただ、ゲームの内容から見ると1失点でよく収まったなということも言えますし、2点目を取れたらもしかしたら勝点3を取れたかなという気持ちもあります。でも、そんなに自分が思い描いているようにいくのであれば、チームは最初から決まった方向にしか行かないと思っています。やはりチームは生き物なので、こういった勝点を今日落としたと見るのか、1を取ったと見るのか、僕は冷静に考えていて、こういう勝点1を次に繋がるようにしていかないといけないと思うし、終わったものを引きずって、これはああだったこうだったと言ってもなにも生まれないと思います。その意味では非常に選手はファイティングスピリットを出してやってくれたと思いますし、後半特ににセレッソのボールの動かし方に振り回される場面もありましたけど、最後は体を張ってよく守ったことも含めて、勝ちに対する責任を選手は果たしたと思う。いっさい選手を責めるつもりはありません。責められるとしたら僕の采配などになるのかなと思いますけど、勝点3を取るためにやったことなので後悔はしてないです。
 前節で鹿島とやったときは、1-1で最後の5分ぐらい守って勝点1みたいな雰囲気があった(結果は2-1で敗戦)ので、それは絶対ダメだと話して今日送り出した。今日に関しては、そういう形で最後守ろうとしてやられたとは思ってないです。実際ワンチャンスもつくりましたし、その意味であそこを乗り越えられれば我々のチームとしての力は付きますが、今はまだ、いい意味で伸び盛りの選手たちなので、こういうことをポジティブに捉えたい。来週水曜日、すぐに川崎Fとここで延期になった試合がある。その日はおそらく我々の試合が注目されると思うので、神奈川ダービーをしっかり戦って、この悔しさを次に活かしたいと思います」

Q:交代の意図について
「戦術的な狙い、コンディション的な狙い、調子のいい選手を使う狙い、その3つを当てはめて交代しただけです」 

Q:選手には試合後どういう声をかけたか?
「この終盤に来て、勝とうと思うと人間どうしてもリスクを冒さなくなる、慎重になり過ぎる形があるが、今の選手たちはほとんどそれがなく、それは僕が見ていてすごくいいことだなと思っている。今日に関してもそういった気持ちでしたし、セレッソのなりふり構わずというところに仕留められましたけど、選手は成長しているなと思っています」
 
Q:今季は例年にないハイレベルな残留争いだと思うが、今後に向けて
「別に残留争いをしているとは思ってない。我々がファン・サポーターの方と一緒に戦えるのは、あと8試合とルヴァンカップしかないので、そこで感動空間を提供することが我々に課せられた責務。それに関して言うと、一点の曇りもなくずっと積み上げてきていることなので、今はケガで出られない選手や調子を崩している選手を含めて、新しい選手の力も借りながらやっていこうという意志に関してはまったく自分のなかで恐れることはない。楽しんでやりたいと思います」