3月30日(土)2019明治安田生命J1リーグ 第5節
ベガルタ仙台 0-2 セレッソ大阪 (14:03/ユアスタ/10,931人)
試合写真・コメントなど
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●渡邉晋監督(仙台)
「お疲れさまでした。3月の終わりとは思えないような寒い日で、途中に雪も降りました。そのような中でも大勢のサポーターに集まっていただき、最後までチーム・選手を鼓舞してくれたことを、非常にうれしく思います。本当にありがとうございます。
 結果がすべてです。2週間、しっかり準備してきました。それを出す時間帯もたくさんありました。それでも一瞬の隙を突かれたり、チャンスを逃したりというところが続いて、結果的に我々が1点も取れずにセレッソが2点を取ったと、それがすべてだと思います。それを真摯に受け止めていかなければいけないと思います」

Q:対人守備の強い選手が多く出ていた印象だが、人に付きすぎてスペースを空けるような守備の不具合はなかったか? 
「失点シーンは、おっしゃるような現象が出たと思います。ただ、ミラーゲームになれば、ある程度我々は目の前のところに行って、しっかりとフタをしたい、ボールを奪いたい、それが特に同サイドであれば、どんどん出していきたいというところは、別に対セレッソというだけでなくて、これまでずっとトレーニングをしていたので、本当に一瞬の隙を突かれたようなところはあったと思います。
 ただし、それ以外の部分で言うと、もう少しボールホルダーに制限がかかれば後ろも予測しやすい状況、あるいは予測しやすくてもちょっと1mや2mのスペースを相手に与えてしまっている状況というものがある。その辺はもう1度しっかりとトレーニングしていって、狙いどおり相手を誘導してボールも誘いこんでというところはたくさんできていると思うので、本当にあとはちゃんとそれを取りきることができるかどうかだと思います。それはもう、あとはトレーニングをするしかないと思いますので、あきらめずにやっていきたいと思います」

Q:前節から先発を5人入れ替えた意図と、守備のスライドを練習してきた成果について。
「まずメンバーを替えたのは、今日のこのゲームに勝つため、このメンバーでいけるだろうというような私の判断のもとで代えました。2週間の時間があったので、これまでの公式戦6試合を踏まえながら、あるいは2週間のトレーニングで状態がいい選手を選びながら、今日の11人を送り出したつもりでいます。
 おっしゃったスライドという部分に関して言うと、相手もウイングバックが張り出している状況なので、ミラーゲームになればそれほど多くスライドを必要とするようなところはないと思いますけれども、それでも実際に前半はちょっと、相手のウイングバックに我々のウイングバックが行くのが遅れて、ずるずる下がらざるを得ないような状況を作ってしまったというところがあると思います。そこは勇気を持って押し出して、横のスライドだけでなく前後の押し出しをしっかりした上で、相手にプレッシャーをかけられれば、もう少し、より高い位置でボールを奪うこともできたかなとは思っています。
 ただし、相手のGKのビルドアップのミスを誘って、前半も後半もチャンスを作っていますから、そこのメリハリというものは、狙いの上では大方しっかりできたのかなと思います」