6月22日(土)2019明治安田生命J1リーグ 第16節
セレッソ大阪 2-0 ジュビロ磐田 (19:03/ヤンマー/17,728人)
試合写真・コメントなど
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●名波浩監督(磐田)
「立ち上がりから、だいぶ前がかりに相手が来たので、セットプレーも含めて危険な時間帯が続いている中で失点してしまった。我々が先制しているゲームが4試合しかないので、そこで頭が下がりがちになったのですが、その後は粘り強くやろうとしていましたし、選手間でよくコミュニケーションも取って、前半は1失点で抑えることができた。チャンスも1、2度作れました。
2点目を取られたら、正直、点を取れていないチームなので苦しい状態になると思っていた中で、後半の立ち上がりに警戒していたロングスローから失点。その意味では、心が折れた選手が何人かいて、そこから『行こう、行こう』という選手と、イライラが募っていた選手との差が出てしまったと思っています。
(セレッソとの)差で言えば、ミドルサードからアタッキングサードまで入るところでの縦パスとか、溜めの作り、クサビのポイント作り、そういったもののクオリティーがセレッソは高い。ペナルティーボックス近くの冷静さを持っていたセレッソのアタッカー陣に対して、我々はスピードを上げた中で、言葉を悪く言えば、一か八か勝負をしよう、みたいな。味方の連動とかやり直しとか、ボールの距離を変えてワイドからというイメージをボードに書きながらやったんですが、試合をやっていく中ではそういうシーンがあまりありませんでした。
 シュート数こそ多かったとは思うのですが、もう少しドリブルで運べたんじゃないかとか、もう少しアイディアを持って味方と工夫できたのではないかという中では、もの足りなかったと思っています。
 次節は昨季までのチャンピオン・川崎フロンターレなので、難しい相手ですが、前がかりなイメージを持ちながらやりたい。今日できなかったセカンドボールを拾うという意味では、空中戦で奥埜(博亮)、水沼(宏太)、清武(弘嗣)にしても、彼らに我々のセンターバック陣が勝てないシーンが非常に多かったので、そこで相手に十分な余裕を持たれてしまった。川崎フロンターレもそれを拾うと十分に時間を作れる選手、際どいところに顔を出せる選手、パスを出せる選手がいるので、そこを警戒しながら、それを拾って前向きなゴールに向かうサッカーが見せられればいいと思っています」