7月20日(土)2019明治安田生命J1リーグ 第20節
セレッソ大阪 0-0 ベガルタ仙台 (19:03/ヤンマー/15,574人)
試合写真・コメントなど
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●渡邉晋監督(仙台)
「仙台ではなかなか味わえないような蒸し暑さで、やっている選手はもちろんですが、スタジアムで応援してくれたサポーターも相当暑かったのではないかと思います。そんな中、最後まで声援を送ってくれたことに心から感謝を申し上げます。
 試合については、まず前節(鹿島アントラーズ戦、0-4)の反省を受け、しっかりと守備のところで締まったものにしたいということがあったので、この1週間はそういうトレーニングをしてきました。だからといって自陣に閉じこもるだけではなくて、守備の優先順位というものを考えて、それを実行しようというところで、準備と今日の送り出しをやりました。
 セレッソのゴールキックが1つのポイントになると思っていて、それを我々がどれくらい引っかけられるか、そこが1つのポイントになるかなと思っていました。前半に2つ、相手陣内で実際に引っかけた。後半もいくつか引っかけて、フィニッシュまで行けなかったのですけれども、意図して奪って、しっかりと前に行けたというところでは、選手がしっかりと戦術を遂行してくれたおかげだと思います。チャンスを仕留めていれば、もしかしたら勝点3を取れていたのかもしれないですが、それでもしっかり粘り強く、開幕戦以来の勝点1を取れた。両方をしっかり反省・分析して、残りのゲームにつなげていきたいと思います」

Q:4戦負けなしの相手から勝点1を粘り強く取れた意義について
「今、ロッカールームでも言いました。ものすごく大きな勝点1だと。もちろん先ほど申し上げたように、いろいろな反省をすれば、もっともっと自分たちが前進できたよねとか、相手陣内でボールを動かせたよねとか、決定機で仕留められたよねとか。そういう反省はあるのですが、それでも本当に、この過酷な条件の中で、好調なセレッソを相手に勝点1を取れたというのは、ものすごく大きいと思います。大きな前進にはならないかもしれませんが、この連敗で止まりかけていた我々の車輪が、少し前進するものを示せたのかなと思います。1度前進させてしまえば、自分たちのパワーで押し進めるだけなので。そのきっかけになる勝点1だったと思います」

Q:JデビューしたGKヤクブ スウォビィク選手について
「後半に彼のビッグセーブが1つあって、それで我々に勝点1をもたらしてくれたと思っています。もともと実績のある選手ですから。
 日本での公式戦が初めてという不安はもちろんゼロではなかったのですけれども、これくらいやってくれるGKだということは、私の中で認識はしていました。あとは、なにより彼の人間性がすばらしくて、日本語もしっかり覚えていますし、選手の名前も覚えていますし、そういった中で後ろから鼓舞するコーチングも見られたので、これからもっと高まっていく期待感もあります。間違いなく、これから我々の力になってくれるだろうと思いました」