9月1日(土)2018明治安田生命J1リーグ 第25節
浦和レッズ 1-2 セレッソ大阪 (19:30/埼玉/27,337人)
試合写真・コメントなど
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●尹晶煥監督(セレッソ)
「この悪天候にもかかわらず、遠くまで足を運んでくださったサポーターの方々に感謝を申し上げたいと思います。昨日、ホタル(山口蛍)、マル(丸橋祐介)がいきなり離脱してしまいまして、心配もありましたが、代役で入った選手たちもすごくいい姿を見せてくれました。
 前半、先に失点して苦しみましたが、選手たちは前半のうちに追いつける雰囲気を作ってくれました。前半も悪くなかったのですが、後半はもっとやろうという意欲を持って臨んでくれました。勝とうとする意欲も見えましたし、守備から攻撃まですごく安定したプレーを見せてくれたと思います。そのおかげで逆転勝利を挙げることができました。
 ただし、多くのチャンスを生かせなかったことは、少し残念ではあります。選手は最後の最後まで守り切って勝ったという試合でした。すごく意味のある試合だったと思います。これからリーグ戦、カップ戦(ルヴァンカップ)と多くの試合は残っていないのですが、1試合1試合最善を尽くして戦い、リーグでは上位に食らいつけるように頑張りますし、カップ戦に関しては僕らが昨季はトロフィーを掲げることができましたので、今年もそうできるような雰囲気を出していきたいと思います」

Q:山口選手が不在のボランチに、ここ数試合は3バックの一角で起用していたオスマル選手を起用した意図は?
「まずは、相手選手の攻撃のスピードを考えて、ホタルがいない状況でどういうふうに対処するかを考えました。山下(達也)選手がスピードについていける選手だと判断しましたし、オスマル選手はソウザ選手とコミュニケーションがとれるので、ソウザ選手をコントロールすることができるとも判断しました。試合に勝ったので成功したと思いますが、オスマル選手だけでなくて、山下選手、片山(瑛一)選手もすごくいいプレーを見せてくれたと思います」

Q:復帰した柿谷曜一朗選手はハーフタイムで交代しましたが、彼の状況と、欠場した山口選手、丸橋選手の現在の状況については?
「まず柿谷選手は3週間以上、戦列から離れていたので、試合体力を考えないといけなかったですし、無理してやればまたケガの恐れもありました。そういったこともあり、(プレータイムを)調整したというところです。
 ホタルとマルに関しては、もう少し見極める必要があると思います。ここですぐ、(復帰まで)どれくらいかかると言えないですし、見極めながら状況判断をしていかないといけないと思います」

Q:清武弘嗣選手の状態が戻ってきたように見えますが? 
「ここ最近、見ていた皆さんも感じていると思いますが、まずケガが減ってきたと思います。体を触ったら筋肉が固くなっているように感じます。それは本人がすごく意識してやっているのだと思います。彼のような(プレースタイルの)選手は珍しく、少ないと思います。試合の運び方、リーダーシップ、技術、メンタル面でも強い選手だと思います。チームとして、すごく大きな存在です。今日、キャプテンマークを巻いて試合に臨みましたが、チームを引っ張る姿も見られました。ミーティングのときに彼が話していたのですが、『アクシデントで来られなかった選手たちのために』という姿も今日、見せられたと思います。同僚に対する愛も深い選手だと思います」

Q:2点目を決めたソウザ選手について。中盤で効いていて、試合を決めるシュートも決めたが?
「実はこの試合に向けて準備をしながら気がかりになっていた選手ですが、今日、かなり高い集中力を見せてくれたと思います。もちろん、コンビとしてプレーしていたオスマル選手がコントロールをしてくれたことで、そういうプレーもできたと思います。普段はイライラするところも見られる選手ですが、今日は落ち着いてプレーする姿を見せてくれました。いいパスもたくさん出しましたし、すばらしいシュートも決めてくれたので、こういう結果につながったと思います」