3月13日(水)JリーグYBCルヴァンカップ 第2節
ヴィッセル神戸 0-0 セレッソ大阪 (19:03/神戸ユ/7,414人)
試合写真・コメントなど
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●フアン マヌエル リージョ監督(神戸)
「前半は中盤でコントロールされているゲームでしたが、ゴール前で何かがあったかというと、そうではない試合だったと思います。芝生の密度も濃く、少し長めだったので、それが少しプレーをする上で簡単にボールを回すという状況にはならなかったのかなと思います。ただ、そういう状況ではあったけれど、前半23分くらいからゲーム自体は我々のゴールから遠く、相手のゴールに近い場所に持っていけたと思います。
 後半の最初の22分くらいは、前半と打って変わって、逆に我々もカットしたパスをミスして相手に渡してしまったりだとかもあり、セレッソのほうがペースを握っていましたし、我々よりもいいプレーをしていたと思います。我々としては、そこまで危なくないシーンにも関わらず、2〜3本GKへのバックパスをしなくてはいけない状況もあったと思います。ただ、主導権を握り返したとまでは言えませんが、後半25分くらいからは我々は状況を落ち着けることができたと思います」

Q:前半にウェリントン選手が倒れた時に、那須大亮選手と宮大樹選手に何か指示をされていましたが、何を言っていたのでしょうか?
「(那須)大亮に関しては、その時の状況の、プレーの解釈という意味で、あまり効果的ではなかった。本来はもう1本パスのラインを作らないとけないシチュエーションでしたが、そうではないプレーをしていることについて話しました。相手はブルーノ メンデスをトップに置いて、2人が1.5列目という構想でプレーをしていたと思います。そういう状況の中で、わざわざ大亮を最終ラインまで落としてまでボールをどうやって前線につないでいくかということ行う必要はなかった。どちらかと言えば逆で、相手のトップの選手と1.5列目の選手の背後に線を引いてプレーする必要があった。それは実際に練習してきたことだけれど、最終ラインからボールを出していくシーンで少し急ぎすぎてしまっていたと思います。我々としては先ほども言ったように、もう1本パスを増やしてほしかった。
 セレッソの右サイドのディフェンスのはめ方というのは、彼らのやり方を分析した上では、我々の宮から(橋本)和へのパスが空いていたと思います。それができなくても、1つ飛ばして前にパスを出してから大亮が前を向いてプレーするシーンは作れたんじゃないかと思っていました。小川(慶治朗)が(セレッソの)水沼(宏太)を非常に高い位置で引きつけてくれていたので、和がボールを受けた後も前を向いてプレーするだけのスペースがあったと感じています。だからこそ、そういう話をするために大亮と宮を呼びました」