8月17日(土)2019明治安田生命J1リーグ 第23節
横浜F・マリノス 1-2 セレッソ大阪 (19:03/日産ス/28,304人)
試合写真・コメントなど
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●ロティーナ監督(セレッソ)
「まず1つ言いたいのは、横浜F・マリノスは敗戦に値する試合をしたとは思いません。優位にゲームを進めていたと思います。その上で、我々の選手たちもすばらしい仕事をしました。すばらしい相手に対して、守備のエラーを少なくして、相手のチャンスをできるだけ少なくしました。その中で、(キム)ジンヒョンもすばらしいセーブを見せたと思います。
 前半はよいスタートが切れました。思っていたプランのボールの動かし方ができて、チャンスを作れて、その中でゴールも生まれました。ボールをより握っていたのは横浜FMだったかもしれませんが、我々にとっても不快な展開ではありませんでした。
 後半はより後ろに下がってディフェンスする時間が長くなり、攻撃で前に出て行くことがなかなかできませんでした。少しバランスを崩されたところから、彼らが得意とするプレーでやられました。同点に追いつかれる前からチャンスを作られていました。その中で生まれた同点ゴールだったと思います。その苦しい展開の中で、我々は2点目を入れて、とてもとても難しい試合をモノにすることができました。横浜FMは、リーグの中でも、プレーの面で私が一番好きなチームの1つです」 

Q:後半早々、ソウザ選手を投入した狙いと、J1デビューとなった鈴木孝司選手に求めたプレーと実際に見せたプレーについては?
「ソウザの交代については、ヤス(木本恭生)が少しコンディション面で問題があり、よりフレッシュなソウザを入れました。鈴木については、ブルーノ(メンデス)も悪くはなかったのですが、フィジカル的な問題があって、鈴木を入れるタイミングだと思いました。鈴木とブルーノはタイプが違う選手で、それぞれが特長を持っています。2人が同時にプレーすることもできると思っています。今日のプレーを見て、鈴木の補強は私にとってすごく満足でき、チームに大きく貢献してくれるだろうという期待を抱かせるプレーをしてくれました」

Q:2得点を決めた奥埜博亮選手の評価について
「オク(奥埜)は、最初はボランチでプレーしていましたが、トク(都倉賢)のケガにより、前にポジションを移すことになりました。本職はFWではないですが、我々のプレーモデルの中で貢献してくれています。彼は彼の特長を前でも生かしてくれます。その上で、今日は得点の面でも貢献してくれました」

Q:後半は引いて守ったこと、前半は攻撃の約70%は左サイドからだったこと、これらはプラン通りだったのか?
「2つともプランではありません。確かに左サイドから狙った形でチャンスは作れましたが、左サイドからに限っていたわけではありません。もしかしたら、マリノスの左サイドが、よりいいディフェンスをしていたのかもしれません。
 後半、守備が下がったのは我々の狙いではなく、相手にそういう状況にさせられました。あれだけ下がってディフェンスするのは好きではありません。でも、そういう状況もサッカーではありますし、相手チームがゲームを支配することもあります。その中でも、選手たちはいいプレーをしてくれたと思います。我々は前にプレッシャーをかけることもできますし、引いて守ることもできます。両方、トレーニングしています」

Q:天皇杯3回戦を戦った山口から強行で大阪に戻る厳しいコンディションの中、リーグ戦での連敗を抜け出した大きな勝利だったが、今節の勝利の意味について
「正直、先ほども言いましたが、今日の横浜FMは敗戦に値する試合をしていないと思います。そして、前節で我々は負けましたが、プレーの内容で見たら敗戦に値する試合だったとは思いません。そういったコントロールできない部分がサッカーにはあって、前節は負けてしまい、今節は勝てなくてもおかしくない試合でしたが勝つことができました。今節に向けて選手がした努力はすごく重要で、すばらしい仕事をしたと思います」