11月23日(月・祝)2015明治安田生命J2リーグ第42節
セレッソ大阪 2-0 東京ヴェルディ (14:04/金鳥スタ/12,013人)
試合写真・コメントなど
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●大熊清監督(セレッソ)
「メディア皆さんをはじめ、スポンサーの方々のご支援、雨の日も風の日もアウェイも熱心に応援していただいたサポーターの方々にお礼申し上げたいと思います。
セットプレーを取るためには、そこそこ流れが良くないと、なかなかコーナーキックも取れないという意味では、ある程度やろうとしていることはできたのですが、点を取れるシーンでの決定力や最後のチャンスの精度など、個人にもグループにもよりますが各確率を上げていくことが必要だと思います。
セレッソ本来の特徴である攻守のアグレッシブさ、本質の切り替え、球際の厳しさを短い時間で徹底してきて、まずまずできていました。もう一度ビデオを見直して、なるべく隙を作らないチームで残り試合を行いたいです。
残りの試合(プレーオフ)は自分たちよりも、皆さんに作ってもらった時間だと思っています。それを真摯に受け止め、セレッソの築き上げてきたものをしっかりと噛みしめながら、残り試合をやることが一番重要かと思っています。悔いが残らないように応援してくれる方々と、恩返しをするような気持ちでJ1の昇格に向けてしっかり戦いたいと思います。よろしくお願いいたします」

Q:茂庭選手を起用した理由とケガの状態について
「腿の前に張りのような、つったような感じがあるようですが大丈夫だと思います。
起用については、みんな一生懸命やっている。競争と協調の中で誰をチョイスするかというところだと思います。フィードがいい、1対1が強いなど全部ができるスペシャルな選手よりも、足して2で割ったときにチームとしてどれを取るかを考え、この選択にしました。この試合に向けては、茂庭のチョイスになったということです」

Q監督という立場で、改めてこのチームを見て感じたポテンシャルを教えてください。
「違う立場、角度で見ていた時も信じていたし、ポテンシャルはあると思っていたし、今も思っています。選手に言ったのは、持っている素質が評価されるのではなく、今出した能力が評価される。持っているものがすごかったり強かったりではない。『チームも個人も、出して強い選手、チームになるというところをもう一度見直すべきではないか』と。
関口選手も今日は(スタミナが)落ちるかと思っていたところ、もう1回といった気持ちがプレーに表れていたのですが、GKから全員で18人しかベンチに入れない。気持ちの部分も出し切る。控えの選手も含めて、クラブ全体で残り試合をしっかり戦いたいと思います」 

Q:準決勝をホームで戦えることについて
「自分たちの家(ホーム)で、スポンサーの方々、多くのサポーターの方々、関係者各位と戦えるのは非常に大きいと思います。主役はサポーターの方々、選手であり、我々スタッフは手助けしかできないので、指示はしますが、自立して自分たちで選択し、本気になってサポーターと一緒にホームでできるがゆえに、それに甘えないということがこれからの試合で重要だと思います」

Q:今シーズンは何度か前線メンバーが替わりましたが、今日のメンバーの評価とメンバー選びで重要視することは?
「正直、確かめている時間もなくて、選手を信用し私も私自身を信用してやる時間しかないと思います。チャンスを待っているということではなく、出し切って次にタスキを繋げるサッカーをしたい中で、今日もちょっと不満が残るところもありました。
『交代3枠・18人』『競争、結束』ということをやってきて、ここから役割、システムを変える時間はないと思います。累積警告明けなどで戻ってくる選手もいますが、ベースはしっかりとするなかで本質である切り替えだとか球際の受け身に立っていたところにスポットを当てることが重要かと思っています」 

Q:過去2回J1に上がりましたが、過去とは違う、今回のプレーオフでの昇格で重要なものはなんですか?
「メンタル的にはトーナメントだと思いっていて、リズムや勢いがなかなか出ないということがサッカーにはあるし、セレッソがそれを跳ね除けなくちゃいけないという場面は今日はたまたまなかったです。逆境を跳ね除けられるにはまだ100%ではないと思っているので、何人かの選手が戻ってくるなかで、戦える・逆境をもこちらに手繰り寄せられる選手をチョイスして戦うことが一番大切かと思います。長いシーズンでも同じですが、トーナメントこそが大きいのかと思います。戦える選手、戦えなくなった選手を3人交代で見極めて、ピッチにいる11人が常に戦える状態で残りの試合をやる、ということが重要だと思います」

Q:今までトーナメントでよい戦い方をしてきた大熊監督だと思いますが、その経験を踏まえて今回はどのように戦いますか?
「全員で守って全員で攻撃するというところは、まずまずできていたと思います。それを90分間、隙なくやるのは簡単ではない。その確率をトレーニングや意識で変える時間はあまりないですが、全員で攻守をやること、なるべく隙を作らないこと、かつあきらめず逆境を跳ね除ける気持ちの部分を頂点に持っていって戦うのが一番の思いです」

試合後のセレッソ選手コメント 
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2015J1昇格プレーオフ 
11月29日(日)準決勝 vs愛媛FC
15:30キックオフ/ヤンマースタジアム長居