12月2日(土)2017明治安田生命J1リーグ第34節
アルビレックス新潟 1-0 セレッソ大阪 (14:04/デンカS/19,684人)
試合写真・コメントなど
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●杉本健勇選手
「『悔しい』の一言ですね。前半の立ち上がりからあまり良くなくて、いつか良くなるだろうという考えが僕自身もありましたし、みんなにもあったと思います。ただ、最初から最後まで、セレッソらしいプレーというか、いいプレーができませんでした。最後、勝ちたかったけど、結果は変えることができないので、切り替えたいと思います。リーグ戦は終わりましたけど、僕たちは天皇杯が残っているので、しっかりまたタイトルを獲れるようにやっていきたいと思います。
(Q:試合後の会見では、監督がケガについて言及 していましたが?)
秘密です(笑)。
(Q:今日の試合中ですか?)
いや、違います。
(Q:日本代表に合流できないほどではないですか?)
わからないですね。明日、検査に行きます。脇腹です。代表のベルギー戦で肘が入って。この3日くらい、ちょっと良くなくて。昨年も折れたところなので。でも、今日は最後だったので、やるしかなかったし、やるからには何も言い訳はしたくなかった。いつもと変わらずプレーしました。それに、痛みがなかったとしても、この結果になっていたと思う。自分が『やる』と決めた以上、何も言い訳はしたくないです。
(Q:得点王を逃す結果になってしまったが、どう受け止めていますか?)
 (ひと呼吸、置いて)『杉本、そんなに人生、甘くないぞ。そんな簡単に取れるものじゃないぞ』と、神様が言ってくれていると思うし、実際、そんな甘いものじゃないと自分に言い聞かせています。振り返ってみれば、ここで決めていれば、という場面もありました。でも、そんなことは変えられないし、今の自分には関係ないこと。川崎が優勝したことはすばらしいと思うし、(小林)悠くんも得点王を取ってすばらしい1年になったと思う。川崎も、ルヴァンカップ決勝で負けた悔しさをバネにしてここまでやってきたと思います。人間、もっともっと高いところに行くためには、高いレベルに行くためには、しゃがまないと高くには飛べない。今日は、かなりしゃがんでいます(笑)。
(Q:最初のチャンスで決めたかったですね?)
そうですね。決めたかった。下が少しスリッピーだったので難しかったけど、決めることはできたので。あれで(勝負が)決まってしまった。あれを決めることができたら良かったけど…。
 (Q:ずっとそう話していましたが、(得点王を)トップタイで獲るより、むしろ目標や課題を残して獲れなかったほうが良かったと思えるのでは?)
いいんじゃないですか、俺はそう思います。ここでもし今日1点を取っていて、同得点数で並んで得点王を獲ってもうれしくないですし。今、自分のこの立場で言うと、『いやいやお前、獲ってないのに』って言われると思いますけど(苦笑)。だから、あまり言えないですけど、また目標ができました。正直、J1の得点王なんて、俺の中で程遠いところにあると思っていましたけど、今シーズン、地道に(点を)取って。でも、(得点王を)獲れなくて。また必ずチャンスは訪れると思うので、いつかまた獲りたいですね」

●山村和也選手
「(Q:試合開始から、新潟の勢いを受けてしまったが?)
そうですね。相手のカウンターをうまく抑えることができなかったのと、僕たちのミスで、相手にいいカウンターを出させる形を作ってしまった。そこはすごく反省が残ります。失点の形もそうですけど、自分たちのミスで相手の攻撃に移ってしまったことが多かったので、そういうところはしっかりと反省して、天皇杯の準決勝に臨みたいと思います。
(Q:勝敗に関わらず順位は確定していたという部分で、試合に臨む難しさもありましたか?)
いや、そういうところはあまりなかったんですけど、新潟も勢いを持って来ていましたし、そういうところで僕たちもミスが多くなり、そういったところが失点だったり、チームが負けた原因だと思います」

●キム ジンヒョン選手
「(Q:前半から攻められる場面も多くてジンヒョン選手も仕事が増えましたが、後ろから見ていても内容が良くなかったと感じる場面も多かったのでは?)
なかなか相手のコートでうまくいかずに、取られ方が悪かったり、ミスも多かったと思います。でも、点が取れるチャンスもあったので、そこで決めていればとも思います。守備にしても、取られ方が悪くても、バランス良く後ろの4枚とボランチでしっかりブロックを作ったり、ハードワークできた部分もあるので、そこはプラスに考えたいと思います。
(Q:今日の結果は残念でしたが、1年を通して見ればいいシーズンになったのでは?)
結果としては良かったと思いますけど、こういった最後の試合で締めるところはしっかり締めないといけない、という話もみんなでしていて、わかっている中でやり切れなかったところは僕らに宿題が残ったと思います。
(Q:明日から舞台は変わって、韓国代表に合流します。EAFF E-1サッカー選手権2017はワールドカップロシア大会に向けても大きな大会になるのでは?)
そうですね。サッカー選手なら誰もがワールドカップに出たいですし、そういうチャンスが自分にもあることをうれしく思っています。そのチャンスを逃さないように、この大会でも、自分の力をしっかりと見せられるようなプレーをしたいと思います」

●清武弘嗣選手
「(Q:今日の試合と今季を振り返って)
正直、今日は難しい試合になりました。負けてしまったのはすごく悔しいですし、自分たちで自滅してしまった感じだった。天皇杯に向けて、もう1回いい準備をしないといけないと思います。
1年間を振り返ると、個人的にはケガが多かったので、もうしないようにしたいと思います。
(Q:昨日、ワールドカップロシア大会の組み合わせも決まりました。何か思うところはありますか?)
いや、特に何も思わないです。まず、自分としては来年1年間ケガをせずにプレーすることが大事ですし、セレッソとしては今年はタイトルを獲ったので、来年もしっかりタイトルを獲れるように頑張っていきたいと思います」

●柿谷曜一朗選手
「(Q:今季はすばらしいシーズンになりましたが、最後は少し残念な結果に終わりました)
俺らはなにがなんでも健勇に点を取らせたかったこともあるし、ここまで来てくれた人のためにも勝たなアカンかったけど、そういう経験が俺らにはなかった。誰も油断はしていなかったけど、健勇自身も、もしかしたら少し余裕があったのかもしれないし、俺らも油断したのかもしれない。ただ、やっていた選手は勝つためにやったと思います。今日の結果はどう反省しても取り返せないですけど、1年間を通してこの結果をどう受け止めるかは選手1人ひとりの問題だと思います。
僕自身は、今季が始まる前から言っていますけど、『どんな結果であれ、満足せず』と。まだ天皇杯もありますし、これからセレッソが強いクラブになっていくための最初の1年になったと思います。ただ、こういうシーズンを常に過ごしていかないといけない。満足せず、まだまだやることはたくさんあるかなと思います」