11月6日(火)2018明治安田生命J1リーグ 第28節
セレッソ大阪 0-1 名古屋グランパス (19:03/金鳥スタ/12,027人)
試合写真・コメントなど
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●田中裕介選手
「チャンスの数で言ったら、どちらに転がってもおかしくなかったのかなと思います。それは前節もそうでしたけど、こういう1点差のゲームというのは、なにかが…(かみ合わない)。相手のシュートが入って、こちらが入らなかった。簡単に言うとそうなんですけど、相手もJ1残留が懸かっていますし、そう言った意味でも球際に結構来ていました。そういうところがウチらは少し足りなかったのかなと思います。
 攻められるシーンもありましたけど、そこまで怖さはなかった。逆に、あれで失点するんだ、というのが入っちゃうこともありましたし、そういう時もあると言えばそうですが…。どちらにしても、残り3試合しかないので、そこに向けて、チームとして今までやってきたことをしっかりともう1度見直してやるしかないかなと思います」

●ソウザ選手
「今日はいいプレーができませんでした。相手のほうが良かったですね。
 今季は厳しいシーズンになってしまいました。昨季が終わってからオフが短かったということもあり、体の負担もあったと思う。その中でも、チャレンジして、いいプレーをしようと努力はしているけど、試合中ちょっと体が重たいなとか、自分のやりたいプレーに体が付いてきていないなという感覚はあります。それが正直なところです。来季もACLに出るために頑張っていたのですが、今日の結果で難しくなってしまいました。とにかく、残りの3試合をいい形で終えて、来季のシーズンに入りたいと思います」

●柿谷曜一朗選手
「なかなか点が入らないし、今はいろいろ難しい時期かなと思うけど、みんな頑張っていないわけではない。セレッソに入ってからずっと言い続けているけど、いい時もあれば悪い時もある。いい時が長く続けばいいと思うけど、そんな簡単なものではないし、いい時こそもっとシビアに自分たちのダメなところを考えておかないといけない。それはチームとしても、個人としてもそう。昨季のような結果を残した時こそ、もっと危ない状況を考えて準備するべきだったと思う。していなかったわけではないし、自信を持ってやっていたけど、今季は難しいシーズンになってしまった。もっともっと自分たちはできるということを、自分たちで示していかないといけない。
 残り3試合、応援に来てくれるサポーターもいる。僕らは結果を出さないといろいろなバッシングも受ける。その中でも、特に僕はセレッソの8番を付けてやっているので、チームを勝たせないといけない。いろいろなことも言われるけど、信用してくれている人や応援してくれている人たちのためにも、今月のホームの残り2試合、しっかりとプレーしているところを1分でも多く見せることが、今の僕には大事だと思う。なおかつ、チームを勝たせること。多少、自分勝手でもいいと思うし、それでもチームを勝たせる強い気持ちを持って。それくらい、しっかり仕事をしないと、誰も納得してくれないと思う。結果以上に、いろいろ難しいことはあるけど、今こそ1つになって、お互い言いたいことを言い合って。文句ではなく、お互いが言い合って。このチームはもっともっと成長できると思うし、成長できるチームにしか試練や難しい状況は訪れないと思う。1つひとつ乗り越えていきたいと思います」

●山口蛍選手
「失点しなければ負けないけど、得点を取れなければ勝てない。そこはお互いの意見はあると思うけど、前にも頑張ってもらわないといけない。結果が出ている時はもちろん良いけど、結果が出ていない時に悪い方向に向くとチームがうまくいかないので、そこをどういうふうにやっていくか。自分を抑えないといけないところもあると思うし、チームのためというか、勝つために何が必要かというのを、もっとみんなでやっていかないといけないと思う。うまくいかないこともあるけど、強いチームは悪くなった時でも解決する能力があるし、悪い期間は短い。スパッと切り替えて、また浮上していくと思うけど、ウチはズルズル引きずってしまう。そういう流れの繰り返しのような気がするし、それをどうしていくかということは難しい。
 自分としては、試合の中でしっかりプレーすることが一番だと思う。ピッチの中で100%やることが、一番大事。みんながピッチで100%やって、うまくいかないことは仕方ない。でもそうではなくて、互いにもっとこうしようということが先に出ている。しっかりやってから、だと思います。
(Q:意思疎通のズレが目立つ試合になってしまったように思うが?)
どうですかね。もちろん、後ろの選手と前の選手の意見や、考えていることはあると思う。自分たちからしたら、ボールを持ってパッと顔を上げた時に出すところが少ない。前の選手からしたら、もっと運んできてから出してほしい、とかあるかもしれない。間違いなく言えるのは、動き出しが今は少ない。みんながやりたいことばかりやってしまっている。試合に勝つためには、自分がやりたいプレーではないことも、やらないといけない。まずそこだと思う。勝つためには、勝つためのプレーをしないといけない。今はそうではなくて、各々がしたいプレーをして、そのズレが出て、ミスにつながっているということはあると思う。
(Q:昨季のように、献身的にプレーすることが結果につながるということでしょうか?)
そうですね。それができていたからこそ、昨季はきつい時間でも点が取れたり、走れたりできていたと思います。今はそういうことがないとは言わないけど、なかなか出し切れていないとは思います。
(Q:キンチョウスタジアムでの最後の試合ということでも、期待していたサポーターにとっては、寂しい試合になってしまったのでは?)
そうですね。もちろん一生懸命やりましたけど、平日でもたくさん見に来てくれたので、やっぱり結果を出して、そういったサポーターの期待に応えないといけなかった。選手の責任だと思います。選手全員がしっかり肝に銘じて、反省しないといけないと思います」