4月20日(土)2019明治安田生命J1リーグ 第8節
清水エスパルス 1-0 セレッソ大阪 (15:03/アイスタ/11,028人)
試合写真・コメントなど
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●柿谷曜一朗選手
「後半になって良くなってきた時間帯での失点でしたけど、今はそういう雰囲気になってしまっているのかもしれません。僕らは1点をなんとかして取ることを意識してやっているけど、なかなか結果に出ない。この苦しいときに、苦しいところばかりを見るのではなく、ちょっとでもプラス、プラスに考えないと、チームとして上がっていくことはできない。1つの試合の中で、1つのエラーや1つのミスはどうしても出てしまいます。それをカバーするのがチーム。(失点シーンも、キム)ジンヒョンの判断ミスと言えば判断ミスかもしれないけど、その前に僕がクロスをGKにキャッチされてしまっている。もっと言えば、僕らが前で点を取れないことが、ああいう判断ミスを生んでしまっている。僕らが前で点を取れれば、みんなもっと冷静な判断ができると思うのですごく責任を感じています。毎試合毎試合、いいところを見せられないまま90分が終わってしまっている。今日にしても、清水まで来てくれたサポーターにも申し訳ないです。それでも、僕たちは自分たちを信じてやっていくだけですし、次の試合に向けて1週間しっかりと準備して、やっていくだけかなと思います」

●山下達也選手
「自分自身、前半はバタバタする時間帯もありましたけど、ハーフタイムに周りとの関係も整理して、後半はうまくボールを回せる時間帯もありました。しかし、そこで我慢し切れず失点してしまいました。得点が取れていないこともそうですけど、チームとして結果にこだわっていかないとそろそろ厳しくなってくる。1人ひとりの意識を変えていかないといけないと思います。
(Q:後半はこちらが試合をコントロールして、チャンスも作れていました。決して完敗ではない分、もどかしさも募るのでは?)
そうですね。監督やコーチのやろうとしていることはみんな信じてやれているし、ピッチの中でいい声を掛け合うこともできています。バラバラではないので、継続してやっていって、あとはもう少し結果にこだわることを1人ひとりがやっていけば、上がっていけると思います。いい方向には進もうとしているので、ここでバラバラになったらもったいない。昨季までとサッカーのスタイルが変わっている分、その切り替えに時間はかかっていますが、やろうとしていることは間違っていないと思います」

●キム ジンヒョン選手
「(Q:好セーブも何度も見せていましたが、失点場面にも関与してしまいました。この試合をどう振り返りますか?)
GKというポジションは、何回うまく守っても1回のミスで失点してしまうと責任が問われるポジションです。結果として自分のミスから失点したことは、しっかり受け止めないといけないと思っています。(失点場面は)自分の読みが早かったです。ピッチがスリッピーだったので、ボールが伸びてくると思い、反応してしまいました。
(Q:後半はボールを握って攻めていた分、点が入らず、少ないピンチで守備の焦りのようなところも出てしまったのでは?)
攻撃で点が入っていないですけど、崩し方やゴール前まで向かうプレーは悪くないと思います。つなぐサッカーになって、みんなのつなぐ意識も高くなっています。僕らも攻撃へ関わることも求められますが、まず後ろでしっかり守らないといけないと思います。
(Q:先ほどの言葉にもあったように、GKは1回のミスが勝敗に直結する大変なポジションですが、やはり失点ゼロにこだわることがGKには求められますか?)
そうですね。毎試合、失点ゼロで抑えたいという思いはありますし、今日も失点ゼロで抑えることが勝利にもつながるとディフェンス陣はみんな考えていました。抑えることができなかったことは、自分の問題です。この年齢になって、特に責任の大きさを感じています」

●高木俊幸選手
「(Q:自身の出場時間は短かったですが、ゴールが遠い試合になってしまいました)
これまでもスッキリ崩したという得点が少ない中で、今日も崩し切れずに終わってしまいました。ボールを持つ時間は長かったのですが、最後のところまで至らない。そういう試合が続いていますし、そこの改善が必要になっていると思います。前に運んだあとの形が、今は少ないかなと思います。
 今日に関しては、サイドチェンジした後の早めのクロスからチャンスになっていました。中には、とっくん(都倉賢)やブルーノ(メンデス)など合わせるのがうまい選手もいるので、アバウトでもクロスを上げていくことも、チームとしては1つの形かなと思います。そういうことも狙いつつ、他のオプションを増やしていかなといけないと思います。
(Q:逆に言えば、こういう試合をものにしていくことで、そういった得点のバリエーションを増やしていくことにもつながりそうですね?)
そうですね、今は内容どうこう言っていられない状況ですし、結果が必要な状況です。1つでも勝てれば、また雰囲気も変わると思います。今日の清水を見ても、内容どうこうより戦う姿勢が前面に出ていました。前節、静岡ダービーで清水が掴み取ったことだと思います。今のウチにもそういう泥臭さが必要。もちろん、今日の試合前も『相手は球際で戦ってくるから、そういう部分が大事になる』という話は監督もしていました。こういう拮抗した試合の中では、そういう部分も(結果に)より影響してきます。自分たちも、良かったときは自然とそういうところを出せていたと思うので、勝つためにそういう姿勢ももっと出していきたいと思います」