5月8日(水)JリーグYBCルヴァンカップ 第5節
名古屋グランパス 2-2 セレッソ大阪 (19:33/パロ瑞穂/9,852人)
試合写真・コメントなど
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●前田直輝選手
「(Q:試合の入り方が良かったと思います。流れを変えました)
そうですね。なんというか、1度縦に行くところを見せてイエローカードを誘ったことで相手が食いつけなくなった。僕の前にスペースと時間ができましたし、そこの1対1は優位に立って押し込めたので、それだけでハーフコートでということもできるようになった。そういう意味での良い入り方はできたかなと思います。
(Q:得点シーン自体は偶然もあったというか、うまくすり抜けてきたボールに合わせました)
すり抜けて来いとは思っていましたし、相馬(勇紀)が縦に突破した時点でマイナスしかないなとは思っていたので。良いところにこぼれてきてくれたなとは思いましたけど。
(Q:前半を見ていて、自分が変えようと思っていた部分はありましたか?)
右に入った時のことは考えていました。そこには(杉森)考起がいて、アイツはそのポジションよりはFWのほうが活きる選手だと思うんですが、その中でやっぱりトラップして前を向けていない、と。そこで相手に仕掛けないから守備側も自信を持って球際を作っているなとは思っていたので、だったらオレが入ったならば1回で前向いて、まず突破するのを見せてしまえば相手は引くだろうなと。それにギャップがあるなとは見ていて思ったので、そこにうまく入れたのかなと思います。
(Q:この勝点1は大きいと感じますか?)
いやあ…正直、この前の湘南戦もそうでしたが勝点2を失った気持ちのほうが大きいです。でも、大分が勝ったことで、次にオレたちが神戸にきちんと勝ちきれば…というのは見えてきている。そこはこの前の大分戦に続き、良い勝点1だったのかなと思います。無駄にしたくないと思います」


●菅原由勢選手
「(Q:前半の良いカバーリングが2つ、あれがなければもっと流れを持って行かれていた試合です)
(苦笑)。まあ、あれが僕の良さですし、あれがなかったらというより、あれを防げていたからという部分です。でもその後に失点していますから、良かったからという話にもできるかわかりません。けっこう前向きな課題が出た試合だとは思います。
(Q:前半にものすごく間延びしてしまった部分を、なんとかしたかったと思いますが?)
やっぱり相手のGKがボールを持った時、DFがボールを持った時に、前回の試合でロングボールが来るという怖さを見せられていた部分がありました。さらに今日はFWに裏抜けの得意な選手が多かったりしたので、ちょっと怖がってしまった前半になったかと思います。
(Q:チームとして慎重になってしまった中での失点でしたか?)
いや、失点シーンに関して言えばもったいないと思いました。別にあれで行けなくなったわけでもなく、その前にも攻撃のチャンスが作れていました。失点があったからということはないと思います。試合の入りについては監督からも特に言われていたところはあったので、みんなも慎重に入りすぎたかなとは思いますが、そんなに悪いイメージはなかったです。
(Q:ロングボールも前回より少なく、守備も前からはめてきたのは想定外の部分もあったのでは?)
いや、そんなにです。想定はしていましたし、前線にターゲットとなる選手がいなかったことでロングボールを蹴る確率も下がると思っていましたから、怖いなとは思っていませんでした。でも柿谷選手や高木選手は足が速いので、その飛び出しというところで僕らのハイラインとの駆け引きは難しかったなと思いますね。
(Q:後半に良くなったのは、どこが改善されたからと感じていますか?)
ゴールを意識してボールを回せるようになったというか、すごく無駄なくボールが回るようになりました。シンプルに自分のやってきたことを出せたのが後半だったと思います。そこに前田(直輝)選手やジョー選手が入って流れが変わったところがあって、推進力をもってゴール前に入れていました。そこで勝ちきれなかったのは悔しいところですが、そうは言っても守備で危ないシーンも多かった。そこは紙一重ですから、しっかり見つめていきたいです」