7月13日(土)2019明治安田生命J1リーグ 第19節
セレッソ大阪 3-0 名古屋グランパス (19:03/ヤンマー/16,382人)
試合写真・コメントなど
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●高木俊幸選手
Q:天皇杯2回戦に続く、公式戦2試合連続ゴールになったが?

「天皇杯でのゴールで気持ち的に楽になり、今日のリーグ戦でも得点できたことは、自分自身、とても大きかったと思います」

Q:今季はFWとして出ることが多く、ゴール、シュートと向き合う機会も増えたと思うが?

「やっぱり、改めてFWは得点を取ることが仕事だなとすごく感じます。サイドにいる時より、圧倒的に決定的なチャンスの回数は多い。でも、その1本を決め切る難しさもあって、シーズンの前半戦は、なかなか決め切れずに苦しみました。今日のゴールも、正直、危なっかしいゴールになってしまった。イヴァンコーチから言われているのは、『しっかりとグラウンダーを意識しろ』と。そういう練習もやっている。3点目のブルーノのゴールは、まさにその形。僕のシュートは、最初はGKの届くところに浮かせて蹴ってしまったので、もう少し冷静に、転がせるようにならないといけないと思います」

Q:途中出場の選手が決めることは、チームにとっても大きいと思います。

「そうですね。やっぱり、(スタメンの)11人だけで勝てるものではないし、底上げは必要。それは、僕らベンチにいる選手だけではなく、普段からトレーニングを一緒にやっている、ベンチに入っていない選手も含めて。今回、移籍することになった2人(福満隆貴と秋山大地)の練習に対する姿勢は、試合に出ている僕ら以上というか、僕らが『もっとやらないといけない』と思わせる質と量でトレーニングに臨んでいた。途中から出る僕のような選手は、そういった選手たちの気持ちも分かるし、彼らの気持ちも背負って戦っているつもり。そういった選手たちのためにも、という気持ちがあるからこそ、今日のゴールも取れたのかなと思います」

●マテイ ヨニッチ選手
Q:攻撃力の高い名古屋を相手に、ボールこそ持たれたが、決定機は作らせなかったと思います。今日の試合を振り返ると?

「すごくいい試合ができました。全員がいい仕事をしました。チーム一丸で戦えましたし、ディフェンスも良かったと思います。そのご褒美が、この勝利だと思います。完璧に近い試合でした」

Q:名古屋には、第2節では0-2で敗れたが、今日は3-0での勝利。内容も含めて、チームが取り組んできた成果が表れたのでは?

「そうですね。前回の試合とは違う内容になりました。前回より、かなりいい試合でできました。前回の試合はもう4ヶ月前なので、その間にチームプレーが上達する時間もありました。確実に良くなっています」

Q:リーグ戦での無失点が10試合になりました。

「ありがとう(笑)でも、ここで止まるつもりはありません」

●藤田直之選手
Q:会心の勝利だったのではないですか?

「そうですね。やっていて、手応えを感じました。最初、相手のボランチが僕らのボランチに来た時、僕が潰し切れなくて、いいボールを入れさせはしなかったけど、アバウトなボールをジョー選手に収められて、というシーンがあったので、持たせるところは持たせようかなと。その結果、そこまで危ないシーンは作らせなかったのかなと思います」

Q:相手は前節からシステムと選手を変えて、シミッチ選手と米本拓司選手が高めに、セレッソのボランチにプレスに来ていましたか?

「そうですね。ウチがボールを持った時はかなり来るなと。ボランチがボランチに来るという形だったと思うけど、その分、(松田)陸や(マテイ)ヨニッチから、相手の3バック脇のスペースにうまくウチのFWが流れて、受けられるシーンがありました。それを何本か見せることで、相手も来られなくなるので、そこは良かったのかなと思います」

Q:3バックの脇を狙う形は、試合前から準備していたのか、臨機応変に戦ったのか。

「『狙えるな』という話はしていました。もちろん、ボランチを使いながらつなぐ練習もしていましたけど、『相手がこう来たら、ここが空くよ』という練習もしていました。そこは、ウチのスタッフが分析して、落とし込んでくれたので、そういう形がうまく作れたのだと思います」

Q:守備が堅く、攻撃も機能していた。狙い通りの試合でしたか?

「そうですね。相手はかなり前がかりに来ていたので、後ろが空いていました。そういった中で、ブルーノ(メンデス)はしっかり前でキープできる選手ですし、走れる選手だったので、そこでのアドバンテージは大きかったと思います」

Q:先制点の後、2点目を取れずに前半を終えて、後半は相手も選手や形を変えてきて、多少、嫌な雰囲気というか、後半の立ち上がりは難しい時間帯もあったのかなと思いますが、そこで崩れなかったことも大きかったですね。

「そうですね。(攻めていて)2点目が入らない時は、多少、嫌な感じにもなりますけど、それでも、後ろが崩れることはなかった。『取ってくれ』と思いながらやっていました(笑)2点目が入って、気持ちも楽になりましたし、相手は焦って、より前がかりになった。2点目が入ったからこそ、3点目の形も生まれた。2点目、3点目は理想的でした」

●木本恭生選手
Q:天皇杯2回戦から中2日でしたが、体力的には大丈夫でしたか?

「いつもバテて交代していたのですが、今日はなんとか90分出られて良かったです(笑)」

Q:攻撃参加も積極的でしたね。

「そうですね。でも取られてしまったので、最後に良いパスを出さないと。そこは反省ですけど、攻撃は嫌いではないので、もっと質を高めていきたいです」

Q:攻撃参加にトライする回数も増えてきましたが、ボランチが面白くなってきたのでは?

「楽しいですけど、難しいです。段々と面白さは解ってきているのですが、難しさもあるので(苦笑)」

Q:先制後は我慢の時間も長かったですが、しのいでいる時の気持ちは?

「名古屋さんはボールをつなぐのがうまいので、ああいう展開も予想していました。我慢して、つながれても、つながせているイメージでやりました」

Q:それにしても、攻守に狙い通りの試合になりましたね。

「そうですね。奪った後の裏は狙っていました。少し裏を狙い過ぎて、マイボールを簡単に相手に渡してしまった部分もあったので、そこは、つなぐところはつないだ方が良かったかなと思います。ここで満足したらダメだし、順位的にはまだまだ自分たちが目標としているところではないので。こういう試合をもっと続けていきたいと思います」

●瀬古歩夢選手
「ゲーム自体、相手にチャンスをあまり作らせなかったとは思いますが、もっともっと相手のチャンスシーンを消せることもできたと思いますし、突き詰めていきたいと思います」

Q:ジョー選手とマッチアップしてみて、いかがでしたか?

「やっぱり、懐は深いですし、体が大きいので。どうやって前を向かせずに対応しようかなと思っていたのですが、前を向かれるシーンもありました。そこはもっともっと勉強して、頑張っていきたいと思います」

Q:先制後、チャンスがありながら2点目を取れずに前半が終わりました。守備陣としては難しい展開にもなったのかなと思ったのですが、後半の立ち上がりなどは、どういった気持ちでプレーしていましたか?

「そうですね。天皇杯2回戦も前半を1点で終わって、後半の立ち上がりに失点してしまった。それを自分は経験していたので、今日は後半の立ち上がりから『全員でもう一回、頑張っていこう』という話はしていました。前節の広島戦のように、ボールを持たれるシーンもありましたけど、その反省を生かすというか、耐えることができたのは、収穫かなと思っています」

Q:その天皇杯2回戦では、120分を戦って、そこから中2日でしたが?

「そこは特に何も。試合を経験できるのはいいことですし、もっともっとうまくなりたいので。特に気にすることはありませんでした」

Q:試合に向けた準備もいつもどおりでしたか?

「はい、いつもどおりです(笑)」