11月2日(土)2019明治安田生命J1リーグ 第30節
セレッソ大阪 1-1 松本山雅FC (15:04/ヤンマー/15,696人)
試合写真・コメントなど
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●永井龍選手(松本)
「久しぶりにセレッソと試合をして、ヤンマースタジアム長居では(セレッソ時代に)J2に降格した試合以来だったので、90分を通して力が入っていたなと思います。冷静になれなかったというか、どこか力が入っていたなと。いろいろなチームに行ったので古巣はいっぱいあって、もう28歳にもなりましたし、ある程度落ち着いてできるようになったのですが、セレッソとの試合はやっぱり特別だなという気はしました」

Q:その中でも、同点ゴールの場面は冷静に判断できたようにも映ったが?
「シュートしか考えていなかったのですが、ワンテンポ遅くなってしまい、シュートコースがなくなるのがわかりました。そこで(杉本)太郎が見えたので出した、という形になりました。結果的に入ったので良かったですが、FWとしては自分がシュートまで持っていかないといけないシーンだったと思います」

Q:リーグ最少失点のセレッソ相手に同点に追いつき勝点1を奪ったことは、残り4試合につながるのでは?
「やっていて、『どうやって点を取るんやろう』と。最近は『よし、行けるぞ』という試合が多かったのですが、今日は力の差をすごく感じたし、そういう相手に対して、正直負けてもおかしくない試合で勝点1を奪ったことは、今の山雅にとっては大きいと思います。
 今の順位を考えると、この勝点1が、最後、終わった時に大事になってくると思うし、上位のセレッソ相手に次につながる勝点1だったと思います。個人的には課題も多い試合でしたけど、この先、この勝点1を無駄にしないようにしたいと思います」

Q:試合前、試合後と、セレッソサポーターからも拍手やコールも起こっていたが?
「セレッソは自分が成長させてもらったクラブですし、セレッソがなかったら今の自分はないので、自分にとってセレッソは親みたいな存在です。ただ、正直、自分はセレッソで活躍できなかったですし、セレッソのサポーターは、自分のことをどう思っているのかなという感じではありますが(苦笑)」

Q:セレッソでの苦しい時期を見てきたから、他のクラブで頑張っている姿を見るのがうれしい気持ちもあるのでは?
「そういう思いを持ってくれているのであれば、うれしいですね。自分はここで何かをしたかと言えば、ほとんど何もしていないのに、ここまで応援してくれているのは感謝です。『またここでやりたいな』という気持ちにさせてくれるチームでありサポーターだなと、改めて感じました」


Q:当時とはセレッソの選手も入れ替わっていますが、懐かしさもありましたか?
「そうですね(笑)。ジンヒョンに向かって攻めるのは何回やっても慣れないですし、(柿谷)曜一朗くんやマルくん(丸橋祐介)を相手にしてプレーするのは変な感じですけど、最近は自分が成長していることを感じていましたし、だからこそ自分が成長している姿を見せたかったのですが、今日は自分としては見せ切れなかった。うまくいかなかった。でも力の差も感じたので、そこは自分の実力かなとも思います。最後、自分のシュートで決めることができれば良かったのですが、そんなに甘くないですね(笑)」