11月9日(土)2019明治安田生命J1リーグ 第31節
セレッソ大阪 1-0 湘南ベルマーレ (15:03/ヤンマー/14,225人)
試合写真・コメントなど
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●奥埜博亮選手
「(Q:決勝点となったヘディングシュートを振り返ると?)
ちょっと(クロスが)マイナス気味な感じだったので難しかったのですが、逆に難しいくらいが、コースはそこにしか打てなかったので、逆にそれが良かったのかなと思います。今季、ヘディングのチャンスは何回もあった中で、結構外していたので、今日は頭で決めることができて良かったと思います。
(Q:前半は相手のプレスも厳しく、ボールを前に運ぶことも難しかったと思いますが、どういうことを考えながらプレーしていましたか?)
前から来る分、裏を狙えれば良かったのですが…。試合の中で(鈴木孝司と)話し合いながら、『1人が張って、1人は落ち気味でボールを受けてもいいのでは?』と話していたので、そこは2人で工夫しながら、試合の中で考えながらやっていました。
(Q:試合を重ねるごとに、2人の連係も良くなっている部分もありますか?)
そうですね。試合中に自分たちで考えながら、局面ごとにいいプレーを選択できればもっともっと良くなっていくと思いますし、選手としての成長にもつながると思う。もっともっと、いい判断ができるようにしていきたいです」

●鈴木孝司選手
「前半の最後、(柿谷)曜一朗からオク(奥埜博亮)につながって、オクがフリックして、僕がシュートを打ったシーンなど、前節に比べるといい距離感で攻めるシーンも増えました。オクとも『2人でのパス交換も増やしていこう』という話もしていて、そういった場面も作れました。
 後半は、より距離感も良かったと思います。相手が前半からプレスに来ていた分、後半は間延びしたこともあって、ボールを収めることはできました。スペースもあったので、そこまで苦にすることなく、起点は作れたと思います。
(Q:自身もフィニッシュに持ち込む場面もいくつかありましたし、前節と比べて手応えを感じた部分もあったのでは?)
そうですね。ただ、ゴールは取れていないので。後半、曜一朗のクロスを左足で決めることができたら良かったのですが…。そういうところは、もっとこだわってやりたいです。シュートを打てて満足しているわけではないですが、前節はシュートの場面もなかったので、そこはポジティブに考えていきたいです。
(Q:奥埜選手との関係も、2人で段差を付けてボールを受けることなど、前節に比べると良くなったのでは?)
それもありますし、僕が持った時にオクが斜めに走ったり、その逆もあったり、どちらかがおとりになる動きも出てきました。そこでゴールまで行けたら良かったのですが、前を向いてプレーできたことが、前節とは違うところかなと思います」

●藤田直之選手
「(Q:前半は相手のプレスも厳しく、なかなかボールを前に運べなかった試合になりましたが、どういうことを考えながらプレーしていましたか?)
相手が前から来るとは思っていましたが、予想以上に来たなと(苦笑)。あれだけ来れば、ポゼッションは簡単ではないですが、何回か外せば(数的)同数で運べますし、ゴール前まで運べるシーンもありました。もちろん、引っ掛けられて危ない場面もありました。このサッカーをする上で、あのようなプレスもかいくぐって行かないといけないですし、かと言ってプレスに来た状況で、後ろでボランチを経由してつなぐことがすべて正解ではありません。1つ飛ばして逃げられるなら、それに越したことはありません。その使い分けも良くなってきたと思いますし、難しい中でも手応えを感じながらプレーしていました。
(Q:プレスが激しい中でもつなげるところはつなぎつつ、後半に盛り返して勝ち切ったことは自信にもなるのでは?)
そうですね。もちろん、あれだけ前から来れば、途中で相手も足が止まるとは思っていました。欲を言えば、後半はずっとボールを回してという展開にできれば良かったですが、相手の時間帯もあり、難しい試合になりました。しっかり勝てて良かったです」

●キム ジンヒョン選手
「(Q:前半は厳しい展開にもなりましたが、どういう心境でプレーしていましたか?)
前節と同じく残留争いをしているチームとの対戦でした。相手もアグレッシブにハイプレスで来て、苦しんだところもありましたが、うまくプレスを外せた場面もありました。前節、うちのビルドアップのミスから失点して、ホームで勝てなくて残念でしたが、その分も取り返さないといけないと思っていました。今節も1点勝負になるのではないかと思っていたので、集中してプレーしていました。
(Q:後半、特にビッグセーブの連続でしたが、自身のパフォーマンスを振り返ると?)
自分の守備範囲内に来ているシュートはなるべく全部止めたいです。前節(の失点)はノーチャンスでしたが、今日は止められる範囲内だったと思います。それに、1-0で勝っている状況で、また追いつかれることは嫌だったので、なんとしても勝ちたい気持ちでプレーしていました。
(Q:今節の結果、J リーグ通算の出場試合数で、森島寛晃社長の記録を越えましたが、知っていましたか?)
この前、DAZNのインタビューでも聞かれましたけど、その前までは知らなかったです(笑)。うれしいことはうれしいですが、責任も付いてきますし、セレッソのためにもっともっと、このチームが強くなるためにしっかりやっていかないといけないと思います。数字は特に気にしていませんが、チームの力になれるように、1試合でも多くプレーできるようにと、サッカーを辞めるまでは、ずっと、そのモチベーションでプレーしたいと思います。
(Q:数字はこれからも伸ばしていきたいと思うのですが、現時点ですでにセレッソ大阪の歴史に残りました。セレッソに来た頃のことを考えると、感慨深い気持ちもあるのでは?)
数字としては越えても、森島さんの存在感には、全然付いていけていないので(苦笑)。森島さんぐらいの存在になっていきたい気持ちはあります。森島さんの記録を越えたことで何かが起こることはありませんが、責任も生まれてきます。森島さんとは、選手としてはセレッソでは重なっていないので、どういう気持ちで森島さんがセレッソでプレーしていたのかはわからないのですが、自分なりにしっかりチームのことを考えながら、これからもプレーしていきたいと思います」