10月23日(日)2016明治安田生命J2リーグ第37節
セレッソ大阪 - モンテディオ山形 (14:00KICK OFF/金鳥スタ)
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明治安田生命J2リーグ戦で、ここまでの36試合は20勝7分け9敗、勝点67という成績を残している、セレッソ大阪。しかし、順位は3位。前節、ファジアーノ岡山との上位直接対決では1-1と引き分けたことで、首位・コンサドーレ札幌(勝点78、10月22日に第37節を消化)との差は11と開いており、2位松本山雅FC(勝点71)との差も4となってしまった。1試合の勝ち負けで順位をひっくり返すことができない状況が生まれたこと、すでにその2チームとの直接対決を終えていること、さらには残りが6試合と少なくなっていることで、J1自動昇格の道は厳しくなってきている。それでも、その6試合で、立場を逆転させるためにも、セレッソに残された道はただひとつ、勝ち続けるのみ。そこで迎える第37節は、極めて重要なホームゲーム。昨シーズン、J1で戦っていた、大黒将志らタレントが揃うモンテディオ山形と対戦する。
前節の岡山戦では、コーナーキックの流れからソウザのゴールで先手をとったセレッソ。しかし、前半終了間際、一瞬の隙からカウンターを許し、失点。後半にかけて相手を押し込むなど、巻き返しを図ったが、無念のドローゲームとなってしまった。それでも、落ち込んでばかりはいられない。「チームとしても、あと残り6試合ですが、そのなかで全員がひとつの目標に向かってやっていますので、そこでチームはひとつになっていると思う。僕たちはJ1に向かってやっていくだけ。あとは上を追いかけるだけ」というのは、右サイドでの奮闘が目立つ、松田陸。J1復帰への強い想いを結集して、この一戦でも勝利だけを追い求めたい。
山形との前回の対戦は、3月20日の第4節。当時は、1点を争う緊迫した攻防が続き、膠着状態のなか、終了間際、ソウザの絶妙アシストから、最後は途中出場の田代有三がゴールを決めて、1-0と勝利している。当時からは互いに状況も、メンバーも変わってきているが、「次の試合も難しい試合になる」と、ソウザ。J1経験者が揃う山形の地力は、セレッソもわかっている。それだけに、「最初から集中力を持って入っていかなければいけない。残り6試合は、自分たちの運命が決まる試合。だからこそ、強く入っていかなければいけない」。そして、前節までの課題を修正して、チームとしてフルタイム、引き締まった戦いを攻守に見せることが、勝利への鍵となる。
しかも、今回はホームゲーム。ここまで今季は7度の敗戦を喫するなど、ホームではサポーターにつらい思いもさせてしまったが、だからこそ、「サポーターとともに戦って勝利できるように、本当にそこは頑張らなくちゃいけないし、取り返さなくちゃいけない」と大熊清監督。また、「自分たちはホームで試合をやるので、自分たちのサッカーを見せなければいけないし、自分たちから行動していかなければいけない。相手が自分たちのホームに来て、いいサッカーをしようと思っても、そうさせてはいけない。集中を高くもって、どんな展開になっても、自分たちのリズムに持っていき、最後は勝利できるようにしたい」と、今季、軸となって活躍するソウザの言葉のとおり、このホーム、キンチョウスタジアムで、サポーターと勝利の歓喜を分かち合うことは、至上命題。J1を絶対にあきらめない。その思いを形にすべく、桜色の戦士たちは、全力で闘って勝点3を奪いに行く。
文・前田敏勝
ニュース
J2 第37節 山形戦|プレビュー:勝ち続けてJ1への道を開くための、大事なホームゲーム。昨シーズンJ1の山形と対戦
2016年10月22日(土)
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