2月25日(土)2017明治安田生命J1リーグ第1節
セレッソ大阪 - ジュビロ磐田 (15:00KICK OFF/ヤンマー)
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3シーズンぶりに、ようやく戻ってくることができた、セレッソ大阪が本来いるべき場所、J1リーグ戦の舞台。悲願のタイトル獲得へ、アジアへ、世界への道を再び目指すべく、桜色のクラブは、新シーズンへの一歩を踏み出す。セレッソの選手経験者としては初めてチームを指揮することになった尹晶煥 新監督のもと、始動から、キャンプを含めて、ハードなトレーニングを積み、調整を重ねてきた、桜色の戦士たち。その新チームの初陣が、2月25日(土)にやってくる。数々の歴史を築いてきたヤンマースタジアム長居に迎え撃つのは、こちらも元セレッソ戦士のひとりである名波浩監督率いる、ジュビロ磐田。2015年シーズンのJ2以来、2年ぶりに顔を合わせる。
1月12日の始動から、開幕戦までの44日間。長いようで、あっという間の準備期間だった。「もう少し時間があればという思いもある」と本音を吐露する尹監督だが、それでも、早朝6時50分から練習開始や、3部練習を実施するなど、組織の成熟に力を注ぎ、「その時間のなかで、本当にいい準備を行うことができた」(尹監督)。特に、チームのベースとなる守備に関しては、昨シーズンまでの反省を受けて、着実に整備。練習試合などでも、その成果はしっかり現れており、「守備はうまくいっていると思うので、継続してやっていきたい」と、ディフェンスリーダーの山下達也も手応えをつかむところまできている。
ただし、厳しいJ1の戦いに身を置くのは3年ぶり。1年先にJ1へ戻り、激戦でもまれている磐田も、強敵であることに変わりない。「J2だったら入らなかったシュートとか、打ってこないところからでも、(J1のチームなら)いいところに来るイメージもある。そういうところでの、一歩(相手に)寄せるところとか、意識をもってやりたい」と山下も気を引き締めるように、さらに球際を激しく、粘り強く対応しなければ、歴戦の名手、中村俊輔を今季から擁するサックスブルーに、隙を突かれてしまうもの。これまでのトレーニングで積み上げたものをいかすべく、山口蛍、新加入のマテイ ヨニッチらをはじめとする新生セレッソのディフェンスには大いに注目だ。
もちろん、桜の真骨頂は、スペクタクルな攻撃。チームリーダーで、セレッソイズムを体現する柿谷曜一朗、昨シーズン結果を残し、今季もさらなる飛躍が期待される杉本健勇の、アカデミー出身、セレッソ愛の強い2人を軸に、連動性の高い、セレッソらしいコンビプレーや、尹監督のもとで精度を高めてきたサイド攻撃など、多彩な攻めにも期待は高まる。なにより、電撃復帰した清武弘嗣、尹監督の鳥栖時代の愛弟子ともいえる水沼宏太ら新戦力や、J1での活躍を期す丸岡満、清原翔平、関口訓充など、頼もしいアタッカーが揃っているだけに、ピッチにどんな顔ぶれが並ぶかも楽しみなところだ。
ホームでの開幕も、2014年シーズン以来、3年ぶり。当時は大きな注目を集めたなかで、悔しい敗戦を喫し、振り返ってみれば、そこから悩み、苦しみ、つらい日々を送ることになった。でも、それは過去のこと。成長した姿を見せるためにも、この開幕戦、目指すは勝利の二文字。「まずは内容もそうですが、結果を出してスタートダッシュを切れるかどうかというところ。最初しっかり勝てるかどうかで、その後にもつながってくる。しっかり勝ちたい」、杉本も気合いを込めるように、桜色のサポーターで埋め尽くされる長居の地にて、勝利という結果で、J1の舞台をスタートさせる。その準備はまさに今、整った。
文・前田敏勝
ニュース
J1 第1節 磐田戦|プレビュー:尹監督率いる新生セレッソのJ1開幕戦。ホーム長居で目指すは勝利の二文字
2017年2月24日(金)
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