4月12日(水)JリーグYBCルヴァンカップ第2節
ヴァンフォーレ甲府 - セレッソ大阪 (19:00KICK OFF/中銀スタ)
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先週から今週にかけて舞洲の桜は満開となり見ごろを迎えたが、それに合わせたかのようにチームも現在リーグ戦3連勝、公式戦では4連勝中と絶好調。尹晶煥監督に率いられしセレッソ大阪が一戦一戦、着実に成長を遂げている様子は頼もしく、今後への期待も大いに膨らむ。
その始まりとなったのが、3月15日に行われた『JリーグYBCルヴァンカップ』のグループステージ第1節の横浜F・マリノス戦 だった。直前のリーグ戦、第3節のコンサドーレ札幌戦 から先発11人全員を入れ替えて試合に臨んだセレッソは、見事、今季の公式戦初勝利を掴んだ。いわゆる『サブ組』と呼ばれている選手たちが、それまでのリーグ戦で2分1敗と未勝利だったチームに初白星をもたらすと、試合翌日の練習では球際の1つひとつに激しさが増し、チーム全体に火が付いた様子が見て取れた。「前回のルヴァンカップから始まった連勝で得た勢いが、また次のルヴァンカップにも勝つことで、さらに増す。(大阪)ダービーに向けてさらに勢いを付けていきたい」と丸岡満は話す。
今回のグループリーグ第2節のヴァンフォーレ甲府戦でも、横浜FM戦と同様、ピッチに立つ選手は大幅に入れ替わる見込み。「闘志を燃やして、『トップチームでやっていこう』という戦闘力を見せてほしい」と尹晶煥監督も期待を寄せる。横浜FM戦では2得点すべてに絡むなど印象的な活躍を見せたルーキーの舩木翔も、監督の意図を理解している1人。「初戦と変わらない気持ちで試合に臨む。まだ僕は何も残していないので、もう一度、一生懸命やるところを徹底してプレーしたい。そういうところを出していかないと、(トップチームに)残っていけない」と引き締まった表情で話した。
また、横浜FM戦では、木本恭生が1得点1アシストと結果を残し、その後のトップチームでの活躍にもつなげたことは承知の通り。この印象的な出来事が示すように、カップ戦は選手個々が飛躍のチャンスを掴む場でもあるが、「グループリーグでの上位を狙って、決勝トーナメント進出を早く確定するために、明日の試合はとても大事。(選手には)チームのためにプレーする姿を見せてほしい」と尹晶煥監督も話すように、何より求めるのは勝利。
対戦相手の甲府も、前回のルヴァンカップのグループリーグ第1節・サンフレッチェ広島戦から公式戦4試合負けなし(2勝2分)であり、その間、失点はわずかに1と好調をキープしている。ゆえに、今回の一戦も拮抗した展開となることが予想されるが、セレッソとしては、11人全員がサボらず連動した守備を見せること、守備から攻撃に切り替わった際は労を惜しまずスプリントしてチャンスにつなげること。始動以降、一貫して追い求めてきた尹晶煥監督のサッカーを出し切ることが、勝利へとつながる。ベンチ入りの選手も含めた18人全員の力を結集させ、いざ、勝点3を掴むべく、桜の戦士たちが甲府の地へ乗り込む。
文・小田尚史
ニュース
ルヴァンカップ 第2節 甲府戦|プレビュー:公式戦4連勝中と「サクラ満開」のセレッソ。出場機会に飢えた選手たちが、さらなる勢いを付ける!
2017年4月12日(水)
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