5月9日(土)2015明治安田生命J2リーグ第13節
ギラヴァンツ北九州 0-3 セレッソ大阪 (16:03/本城/5,041人)
試合写真・コメントなど
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●柱谷幸一監督(北九州)
「0-3で完敗でした。失点の形が1点目、2点目とコーナーキックからのセカンドボールでしたので非常に残念です。強い相手にああいう形で失点するとゲームをコントロールされ、なかなか自分たちが完全な形でフィニッシュすることが難しいなと。連戦の最後で、ゲームの最後はかなり足が止まって厳しい状況でしたが、みんな最後まで1点返しに行こうという姿勢はしっかり見せてくれたと思います。今度は1週間空きますから、休みを入れて、心身ともにリフレッシュして次のゲームにまた向かっていきたいと思います」

Q:今節はセレッソ大阪に対して特別な対策をしてきたか?
「相手の3トップは攻め残りがあるので、そのカウンターに対してリスクマネジメントしようと、映像と前日のトレーニングで準備して入りました。その形ではやられていないので、そこの部分はやれたと思います。攻撃面で前半はボールを持てる時間もありましたし、中盤ではがせる時間はありましたが、最後のところ、アタッキングサードに入ったところでの技術や力強さ、そういうものは足りなかった。最後のところでは、決定機は作らせてもらえなかったなというのはあります。ただ、流れの中でのセレッソに対して準備してきたことは、しっかりやれたんじゃないかなと思います」

Q:GK鈴木彩貴選手に対しての評価は?
「何本か止めてくれましたが、シュートをいい状態で打たせてしまうと相手は技術が高いですから、際どいところにボールが来ます。もう少しボールに対してプレッシャーをかけないと、いいシュートが来る。今日はそこが少し緩くて、逆に(鈴木)彩貴がうまくセーブしてくれたんじゃないかなと思います」

Q:後半の頭から小松塁選手を起用し、早い時間からの交代カードを切った。その意図は?
「ディフェンスラインからうまくビルドアップして前にボールが入るんですが、そこでイージーなミスがあって、また相手に取られて攻撃される。なかなか自分たちがリズムを作れない前半だったと思うんですよね。そこで収まっていれば、さらに前に行ける状況を作り出せたのではないかと思い、(小松)塁を前に入れて少し起点をしっかり作りたかったのが1つ。それと、連戦で来ていて前の2人はフレッシュな状態で1試合ずつ交代で使いながらいい部分を出してほしかったのですが、渡(大生)も何度かいいボールキープと飛び出しをしてくれましたが、あの状況でフレッシュな近藤(祐介)を入れて前にパワーを持ちたかったということで入れました。最後の1枚のカードは多田(高行)を後ろに入れて、1枚前に(川島)大地を上げて、突破力や左足の決定力に懸けて3枚目のカードを切りました」

Q:この5連戦は2勝3敗となったが、振り返っての手応えや課題は?
「失点が止まらないというのが、一番自分たちが結果を残せないところの要因だと思います。勝ちゲームでも点を取られていますし、結局最後は危ない状況を作られているのは失点が止まらないから。それは中の人間がしっかりやらないと(失点が)止まらないと思います。(前田)和哉がケガで出られない。八角もケガで出られていない。中を締める選手が、いま見てみるとなかなかいないんじゃないかなと感じるところです。いない間、寺岡(真弘)とか加藤弘堅とかがこの5試合経験できたので、それを次のゲーム、その先にどんどん生かしていかないといけないと思います」

試合後のパウロ・アウトゥオリ監督(セレッソ)記者会見コメント