9月27日(日)2015明治安田生命J2リーグ第34節
徳島ヴォルティス 1-1 セレッソ大阪 (16:04/鳴門大塚/7,988人)
試合写真・コメントなど
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●小林伸二監督(徳島)
「まず守備については、我々の2トップがボランチを把握してくれてコンパクトにやれていました。サイドハーフはうまく限定して横パスとクサビを狙えましたし、特に相手両サイドバックからの配球を許さず、攻撃を遮断できていたと思います。うまく、そして組織的に戦えていたと思います。
攻撃に関してはトップの選手がサイドで起点を作った時、そのまま縦にスピードアップせず中間層にボールが回って来た時に、同サイドなのか逆サイドに展開したほうがいいのかという点で、オフザボールの人がもう少し視野を取る必要があるなと思いました。前半はクロスに枚数を掛けろと言っていたので、タイミングを計って切り返してからのクロスやバックパスしてからのクロスという場面が2回ほどあって、枚数を掛ける前にタイミングが良かったらクロスを入れるということがもったいなかったなと思います。
前半の終わり方が悪い形になってしまいましたが、後半はもう一度仕切り直して戦ってくれたと思います。セレッソは背後とリスタートが少し甘いので狙っていましたが、冨田が良い形で点を取ってくれました。あと、1-1になってからでもそうですが、アタッキングエリアで慌てずもう一度持ち出せば、スローダウンして正確なパスを出せるのに慌ててしまう。そこをもう少しできるようになれば良くなるなという感じのゲームでした。
前半戦に0-1で敗れた時は個人的な差が出たゲームでしたが、今日はメンタル的にしっかりと、今持っている力を十分出して戦ってくれたと思います。上位にいる強いチームだということでモチベーションも高かったと思います。そのモチベーションを、どんなチームに対しても高いレベルで持っていくことで質や精度が上がります。
9月は負けていません。10月、次のアウェイ岐阜戦に向けて、しっかりと相手に関係なく自分たちが持っているものを出していくことが大事だと思っています。横浜FC戦では少し構えてしまいましたが、そういうことがないように進めていきたいと思います。今日はメンタル的には戦ってくれたので、すごく満足しています。どうにかして勝たしてやりたかったのですが、これを残りのゲームにつなげていきたいと思います」 

Q:今日は2トップの組み合わせや右サイドに大崎選手を置くなど、これまでとは違う部分があった。起用の意図と、試合中に機能していた彼らへの評価は?
「よくやってくれたと思います。守備に入るということでいくと、今日の2トップはハードワークしてくれてターゲットにもなる。またサイドに流れてもきちっと走れてプレスバックも効くので、2人を先発にしました。セレッソの攻撃において丸橋のクロスは重要なので、押し込まれてしまうことも想定して、アップダウンのできる大崎を当てました。大崎の守備力は高く、丸橋の左足をきちっと縦切りで抑えてくれたのでボールが出ずにクロスも上がらなかったと思います。相手センターバックに対して、うちの2トップは空中戦もスペースへの走力も負けていなかったので、そういう意味ではうまくいったと思います」

試合後の徳島選手コメント