4月9日(土)2016明治安田生命J2リーグ第7節
清水エスパルス 0-2 セレッソ大阪 (18:34/アイスタ/15,083人)
試合写真・コメントなど
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●小林伸二監督(清水)
「気持ちは全体的に前向きに出たと思うんですけど、最後の3分の1のところを少し勢いで出してしまうというところが、もう少し精度が上がれば良かったなと思います。ちょっとスピードを落としてパスをしたりというのが、前半に少しあったら良かったと思っています。後半についても、立ち上がりはけっして悪くなかったと思いますが、我々の縦パスのミスだったり、ボールをつけるところのミスを引っかけられてピンチになっていたというのが残念です。そういうところで、ちょっとリズムを崩してしまった。
 2失点とも少しアプローチが甘くて、1点目はスライドができなかった。2点目はセカンドボールを拾われて少し間があった。たしかに2点目のシュートはすばらしかったですが、そういうところをちょっと突かれたなと思っています。
 その後も、なかなかメンバーを替えづらくて、(個々の)特徴は出ているんですけど、右はサイドのクロスというプランを、左については中を使いながらフク(福村貴幸)を出していくというプランを描きましたけど、なかなか得点まではいかなかったという結果になってしまったと思います。切り替えて、次のホームの讃岐戦に向けて準備をしたいと思います」

Q:アウェイで2連勝してシチュエーションとしては最高の舞台だったと思いますが、この敗戦の影響は?
「良い状態で、この試合に持ってきたと思います。積極的に前に出ていることは、けっして悪くなかったと思います。その反面、それが強すぎて直線的だったり、少し誰かが間を作ったりというのができなかった。それは、セレッソのほうが今日は上だったと言わざるとえないと思います。ちょっとしたところの強いプレーと少し間を持ったプレーというのが、セレッソのほうができていた。ただ、1週間後にゲームがありますから、それに向けて切り替えて、まだまだやることがあると捉えれば前に進んでいけると思います。けっして引いているわけではなくて、積極的にプレーはしているので、そこは大事にしながら早く切り替えて次の準備をしたい。
多くのサポーターの前でなかなか点が取れない、勝てないというところがありますが、めげずに。積極的に行っているのは評価しながら、その中で状況を見たり直線的な動きだったり、少し時間をかけてコンビネーションでボールを回したりというのは必要だと思います。少し目先を変えるというプレーがあれば、スピードというのが生きるので、そういう工夫はしていきたいと思います」

Q:修正する点としては2失点した守備なのか、点を取れなかった攻撃のほうなのか?
「(1失点目は)我々の左サイドを前半から突かれていて、アプローチを厳しくしようということと、その分センターがスライドできなかったというのがあると思います。そこは直しつつ、点を取られなかったら点を取れる可能性が出てくると思うので、合わせて進めていく必要があると思います」

Q:今日は、今までの相手に比べれば前でボールが取れない相手だったと思います・想定以上にショートカウンターが効かなかったという印象ですか?
「セレッソは個々のレベルが高いので、ボールを後ろで回せるというのはあると思います。でも、ボールは奪えて、前には出ているんですね。ちょっとしたミスをもう少し改善すると、流れは変わると思うんですよね。ちょっと縦、縦と行き過ぎたところと、広げるところが少しできれば良かったなということと、間を少し作ることが必要だったかなと思います。良い動きをしてますけど、強すぎて…もう少し工夫があれば、攻撃が少し変わったのではないかと思います」

Q:少し焦りがあったということか?
「焦りというよりも、勝たなければいけないという強さは出ていたと思うんですよね。それがシュートだったり、ドリブルからそのまま取られるプレーになってしまったが、そこでスローダウンしてパスになどというのが前半にあったら、もう少し流れが我々のほうに来たと思うんですね。最後にミスで取られている。相手がどうこうじゃなくて、我々の力でミスして取られている。ちょっと力が入ってリズムを崩しているというのがあったと思います。そこは少し冷静に、パスなのか自分が持っていくのかの判断が必要になってくると思います」

試合後の清水選手コメント 
試合後の大熊清監督(セレッソ)記者会見コメント