8月14日(日)2016明治安田生命J2リーグ第29節
セレッソ大阪 0-1 松本山雅FC (19:45/金鳥スタ/13,593人)
試合写真・コメントなど
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●反町康治監督(松本)
「大阪夏の陣と称して今日の一戦を迎えましたが、選手たちが本当によく頑張ってくれたと思います。ベンチに座っているだけでも汗が出てくる高温多湿の状況の中で、パウ(パウリーニョ)なんかは足をつっていましたが、そこまで本当に死力を尽くしてやったことが、この大きな勝点3につながったのかと思います。
 残り3分の1になりました。選手には今日、『オリンピックの陸上10000mのように、最後のところ集団の中でもフォームを崩さずに走り切ることが大事だ』と伝えましたが、そういう意味では今日の試合で最後にゴールするところまで走り切ったということで非常にうれしく思っています。
 中2日、アウェイ、この気温、しかもキックオフが遅れるという、我々にとっては好都合がない条件の中で、これだけできたのは本当にうれしく思っています。
 前期の対戦で、我々がゲームを掌握しながら勝てなかった、その悔しさを絶対にキンチョウスタジアムで晴らそうと選手たちと誓い合いながらここまで来ました。そういう意味でも、本当にうれしいです。
 お盆でお墓参りもしなくてはいけない時期に、松本から2000人も来ていただいた。お子さん連れだったら、ハーフタイムにはもう寝てしまっているかもしれない遅い時間でも、声を枯らして汗を流して応援してくださったことに感謝しています。シーズン最後まで一緒に戦っていきたいと思っています」

Q:今日は前半からミドルシュートの意識が高かった、逆に言うとペナルティーエリアに入って行けなかった。工藤が先発から外れたことは、攻撃になにか影響があったか?
「お互いに最後の崩しは雑でしたよね。こういう高温多湿なので、ボールを奪ってからカウンターという場面でも出て行けず、ボールを一旦保持してからということになると、セレッソの5枚、フォーメーション変更後は4枚のDFラインをなかなか崩せなかった。それはセレッソも同じだったと思う。それでワンツーとかクロスに頼ったのも、お互いに同じ。ミドルシュートはセレッソもたくさん打っていたが、結局はそれを決めているか決めていないか。逆に言うと、ダン(シュミット ダニエル)が1ついいシュートを止めて、ジンヒョンは止められなかった。ただ、GKの能力としてはジンヒョンのほうが上ですけどね」 

Q:最近は終盤に追いつかれる展開が続いていたが、それを今日は食い止めることができた要因は?
「ここ最近はそういう展開が多く、簡単に言うと個人に起因しているところもあるんですが、ピッチの中でお互いに言い合うことも大事だという話はしました。
 最後の5分の使い方が、今日はそこそこできた。途中から入った山本も工藤もうまくやってくれたと思うし、交代選手も含めて意思統一が見られたと思いました。
 そこでしっかりプレーができるかどうか。選手にも言ったんですが、『300日やってきて、ほんの1秒でその300日がフイになる』と。そういうことのないように、ここでしっかりとシャットアウトできたことはうれしく思っています」

試合後の松本選手コメント
試合後の大熊清監督(セレッソ)記者会見コメント